監督ビックリ!筑陽学園の西舘が大暴れ V3ラン&ロングリリーフ0封

西日本スポーツ

 ◆高校野球福岡大会4回戦:近大福岡0-6筑陽学園(19日・久留米市野球場)

 今春の選抜8強監督も最敬礼をするしかない。「西舘さまさまです。いやあ、あのホームランは大きかった。いつもブンブン丸なのに。あんなの初めて見た」。立派なおなかを抱えた筑陽学園の江口祐司監督が目を丸くする。それほど試合を左右する一発となった。

 0‐0の4回。1死一、三塁で西舘が初球127キロのストレートを強振すると、打球は左翼スタンド(両翼98メートル、中堅122メートル)まで伸びた。先制3ラン。「来た球は何でも打ってやろう、と。通算2本目です」。公式戦初アーチは自らの投球を助けることにもなる。

 打線は近大福岡のエース・前田翔瑠(3年)にてこずった。9回に追加点を挙げるものの、それまでは毎回のようにスコアリングポジションに走者を送りながら、西舘の一撃による3点だけ。「ボールが動いていたし、配球もうまい。いい投手です」と江口監督が脱帽するほどのピッチングを披露。それだけ西舘の一振りは効果的だった。

 もっとも、打撃の方は“まぐれ”でも、本職の方は確実にベンチの期待に応えた。先発の西雄大(同)が緊張のせいか、初回から本来の投球ができずに、1死満塁のピンチを残して降板。ここでリリーフに立った西舘が2者連続三振で「0」に抑えた。継投の判断も良かったが、何といっても西舘の力投が光る。先制点を許していたら、筑陽学園はもっと苦しんでいただろう。

 結局、西舘は112球で投げ切り、8回2/3を4安打、11奪三振の無失点。「こんな長いリリーフは初めてです。疲れました。春夏連続(甲子園)出場の目標があるので、しっかり調整していきたい」。187センチの“筑陽の大魔神”がそびえ立つ。 (森本博樹)

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