有明20年ぶり4強 プロ注目エース浅田“真っすぐ”を巧みに配球

西日本スポーツ

 ◆高校野球熊本大会準々決勝:有明9―1八代【7回コールド】(20日・リブワーク藤崎台球場)

 最速149キロ右腕はピッチングもうまかった。緩急をつけて、ピンチでは力勝負を挑み、プロ注目のエース浅田は有明を20年ぶりにベスト4へ導いた。5回を2安打、4奪三振の1失点。この試合の最速は146キロだった。

 「50パーセント(の出来)です。150キロを出したいと思っていたし、バットに当てられたから」と浅田は自らに辛い点数をつけた。17日、3回戦の開新戦では自己最速の149キロをマーク。その勢いで大台を狙ったが、あと4キロ届かない。

 自分自身に最も納得いかなかったのは3回の失点。失策と四球などで2死一、三塁のピンチを招き左前適時打される。それも140キロ台のストレートで2ストライクと追い込み、3球目の143キロ速球をはじき返された。「もう少し慎重にいってほしかった。準決勝からは接戦になるだろうから1点が大事になる」と高見一茂監督の注文も厳しくなる。それは「浅田と心中ですから」との思いがあるからだ。

 だが、この1失点の場面を除けば、クレバーさが光った。2種類のスライダーと135キロ前後のもう一つの“真っすぐ”を巧みに配球。それは「ボールをより回転させて球速を落とす」(浅田)というもの。投球の幅を広げるのに役立つ。

 テンポも良く、「コントロールには自信があります」とエースは背筋を伸ばしたが、大会3試合計22回で四死球は5個だけ。走者をためないので大量失点につながりにくい。「投げても打っても活躍して、チームを優勝させたい」。コールド勝ちできる点差が開いたおかげで、浅田は6回からセンターへ。さらに、当たりは良くなかったが、3打席目で今大会初安打となる左前2点打。「4番でエース」は気分良く、余力を持って準決勝を迎える。 (森本博樹)

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