ソフトバンク和田、快投むなし…また災難 2戦連続緊急降板

西日本スポーツ

5回1死、打者堀内のとき投球後、顔をしかめる和田 拡大

5回1死、打者堀内のとき投球後、顔をしかめる和田

5回1死、打者堀内への投球後、顔をしかめる和田 5回1死、打者堀内に投げた際にしゃがみ込み顔をしかめる和田 5回1死、打者堀内のとき、マウンドに膝をつき、険しい表情を見せる和田 和田の今季登板成績

 ◆楽天1―0ソフトバンク(20日・楽天生命パーク宮城)

 球場が静まりかえった。ぬかるむマウンドで和田が崩れ落ちた。5回1死から堀内への3球目を投げた直後。着地すると「滑ったので踏ん張ったら、グンという感じがあった」という。苦悶(くもん)の表情を浮かべると、倒れながら右太もも裏をさするしぐさを見せた。

 しばらく立ち上がることができず、トレーナーに支えられながらベンチに引き揚げた。その後、再びマウンドに戻ってくることはなかった。今季最長の連敗が6に伸びたチームに、また災難が降りかかった。

 試合後、患部をテーピングで固めた左腕は自力で歩きバスに乗り込んだ。「しっかりコンディションをつくれなかった。前回と全く同じで申し訳ない」。前半戦チーム最後の試合だった10日の西武戦では、左脚の違和感を訴えイニング途中で交代。2試合連続の緊急降板となった。

 中9日の間隔を空け、連敗ストップを託された。試合開始時刻が近づくにつれ雨脚が強くなり、プレーボールがかかったのは予定の30分遅れ。それでも、百戦錬磨のベテランは動じなかった。初回を三者凡退で立ち上がると、3回1死二塁のピンチは島内を右飛、続く浅村からは135キロ直球で空振り三振を奪うなど得点を許さなかった。

 霧雨が続く中、気付かぬところでアクシデントの要因が生まれていた。異変に襲われた後、スパイクの裏を確認すると刃の周りに土がこびりついていた。「そういうのに気付かず、(土を)取っていなかった」。変化を察知できなかった自分を責めた。

 工藤監督は「大事を取って代えた。まだ詳しいことが分かっていない」と21日の状態を確認して今後の方針を決める見通しだが、最悪の場合は戦列を離れる可能性もある。「自分では大丈夫だと思う。早く100パーセントで投げられる状態をつくりたい」。チームの大型連敗と重なる非常事態だけに、軽傷を強調する左腕の言葉を信じたい。 (鎌田真一郎)

 ◆椎野(0‐0の8回1死一、三塁、浅村に決勝犠飛を許し2敗目)「あそこを抑えられてこそ本物。どういう出塁であっても、どうにかして抑えたかった」

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