今後の飛躍が楽しみ 高橋純の覚悟伝わった一球/斉藤和巳氏の目

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク11-7ロッテ(23日・ヤフオクドーム)

 勝ちパターンの救援で準備の難しさは特に7、8回にある。最も厳しい役回りの抑え以上に、試合の流れや状況を理解しながら、マウンドに立つ必要があるからだ。当然、登板が7回か8回かでも試合への入り方や準備が変わってくる。

 甲斐野はこの日、7回に出番が巡ってきた。試合前に首脳陣からその旨告げられていたとは思うが、森の復帰でまた「持ち場」が変わった。これに対応するのは簡単なことではない。しかもルーキー。開幕から本当によくやっている。

 一方、8回に登板したモイネロは、この試合を最後にしばらく離脱する。次の試合から抑えの森につなぐ役を担うのは誰か。仮にそれが甲斐野になるなら、この日も7回ではなく8回のマウンドに立った方が、今後の負担は軽減されたのではないか。失点したのは悔しいと思うが、勉強だと割り切って、引きずることなく次に向かってほしい。

 救援で言えば、高橋純に成長を感じた。レアードを併殺打に仕留めたフォークは多少甘かったが、あの1球から覚悟が伝わった。今季20試合目の登板。ここまでの経験が自信につながっているのだろう。今後の飛躍が楽しみになるシーンだった。 (西日本スポーツ評論家)

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