【動画あり】富士学苑初V 全国選手権と2冠/金鷲旗高校柔道女子

西日本スポーツ

 ◆金鷲旗高校柔道女子決勝:富士学苑〈不戦1人〉敬愛(23日・福岡市照葉積水ハウスアリーナ)
 富士学苑(山梨)が初優勝を飾り3月の全国選手権との2冠を達成した。敬愛(福岡)との決勝で中堅の黒田亜紀(3年)が一本勝ち。このリードを守り、頂点に立った。8月の全国総体で高校3冠を目指す。

決勝戦 動画

■「座り大将」

 「金鷲旗優勝、金鷲旗優勝、金鷲旗優勝」-。大会直前から練習前に全員で口にした言葉が現実となった。「挑戦者の気持ちでいった。(優勝できて)安心しました」。主将の黒田は3度宙に舞い、笑顔を輝かせた。

 富士学苑が掲げる団体戦の鉄則「失点しない」を決勝で徹底した。先鋒、次鋒が引き分け、中堅黒田が相手中堅に得意の内股と横四方固めで合わせ技一本勝ちしてリード。引き分けでつなぐと、副将平野友萌(2年)が相手大将と粘って引き分け、勝負を決めた。大将の瀬戸亜香音(3年)は今大会で一度も出番がない「座り大将」に。「黒田でリードして平野と瀬戸で止める」とエースを中堅に配置した矢崎雄大監督の采配は、想定以上にはまった。

 昨年は5回戦で南筑(福岡)の素根輝(環太平洋大)に副将黒田、大将瀬戸が敗れた。黒田は「富士学苑には素根さんみたいな強くて勝ちきれるエースがいない。総合力で負けないように、全員が自分の仕事、役割を果たして勝ちきることを意識した」と振り返る。

 全国選手権に続く初優勝。2003年世界選手権男子90キロ級代表で11年に就任した矢崎監督も「アウェーの中、逆境を力にして頑張った。3冠で一番難しいタイトルと思っていた」と選手の奮闘に目を細める。

■3冠目指す

 金鷲旗が近づくと、朝練習で週に2日、学校近くの400段ある階段を5往復して足腰を鍛えた。ケンケンやおんぶをして上った時もある。さらに5人を時間内に抜く金鷲旗を強く意識した練習も取り入れた。

 心身のスタミナをつけてつかんだ勝利。大旗を手に自信もつけた選手が見据えるのは高校3冠だ。全国総体に向け、黒田は「緊張するのではなく、挑戦者の気持ちで一から臨みたい」と気持ちを新たにする。勢いに乗り、偉業に挑む。 (広田亜貴子)

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