体操内村のおにぎりを握る男 佐藤コーチの献身サポート

西日本スポーツ

 体操男子の個人総合で五輪を2連覇している内村航平(リンガーハット)を支えるのは、1学年下の佐藤寛朗コーチ(30)だ。タッグを組んで3年目。「普段は常に1対1という環境でやっているので一言、一言が直接影響する。他の人に頼れないつらさもある。だからこそ、やりがいもある」と語る。

 練習メニューや演技構成を話し合うだけではない。1日1食、夕食しか食べない内村のためにお手製のおにぎりやバナナ牛乳を補食として用意するなど、サポートぶりは献身的で多岐にわたる。

 2008年北京五輪から続いてきた世界大会の連続出場が11年連続で途絶えた4月の全日本個人総合選手権の後は、リフレッシュを兼ねたオーストラリア合宿を提案。2人でブリスベンに渡り、10日間ほど屋外での陸上トレーニングを中心とした強化に励んだ。

 2人の出会いは10歳の頃。小学生の内村が夏休みに、佐藤コーチが所属していた朝日生命クラブ(東京)に参加した縁で付き合いが始まった。内村が東京の高校に進学した後はともに練習し、何でも言い合える仲だった。新しい技をいきなり成功させる内村を目の当たりにして「こういう人が特別なんだなという感じで見ていた」という。

 24歳で現役を引退した後はオーストラリアで指導者をしていたが、リオ五輪後に内村から要請され、専属コーチに就任した。東京五輪まで1年。内村からは常々、「東京は金メダルを取らないといけない。絶対に金メダル」と言われている。五輪3連覇へ、二人三脚で歩んでいく。

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