王貞治氏から宇津木監督に金言 東京五輪・あづま球場を視察

西日本スポーツ

 2020年東京五輪の開幕までちょうど1年となった24日、世界少年野球推進財団の王貞治理事長(79)=福岡ソフトバンク球団会長=と、ソフトボール女子の日本代表を率いる宇津木麗華監督(56)が、野球・ソフトボールの開幕試合が行われる福島市の福島県営あづま球場を視察した。

 ソフトボールは来年7月24日の開会式に先駆け22日、野球は29日に同球場で初戦を迎える。決勝の会場を含めたメイン球場はいずれも横浜スタジアムながら、11年の東日本大震災からの「復興五輪」を大会理念とし、復興と現状を世界へ発信するため、あづま球場が初戦の舞台に選ばれた。

 王氏と宇津木監督は担当者に案内され、昨秋から行われている改修工事の説明を受けた。工事は9月中旬までの予定。あいにくの雨となったが、人工芝に足を踏み入れた宇津木監督は「わくわく感がある。傾斜(高低差)も感じないし、芝生もいい。一日でも早く使いたい」と来夏の開幕が待ち遠しい様子だった。

 王氏は「重圧もかかると思うが、意気に感じてやってほしい。(28年の)ロサンゼルス以降、正式種目に取り上げられるように野球界、プロアマ問わず、自分たちの思いを発散させてほしい」とエールを送った。野球の普及や親善の輪を広げることを目的に王氏自ら提唱し、理事長を務める世界少年野球大会は今月30日から福島市で開催される。

王氏から宇津木監督に金言

 宇津木監督が「永遠の憧れ」という王氏から“金言”を授かった。球場視察の前に福島市内で行われたイベントでもトークを弾ませた2人。宇津木監督は「王さんからは(最終回の)七回裏2死満塁、フルカウントの状況で打者が冷静にボールを見極められる練習をやれば自信がつく、と教わった。打者心理とすれば、打ちたい気持ちが強いので」と説明した。普段から「ぎりぎりの状況で勝敗を分けるのは気持ちと運」と口にする宇津木監督だけに、究極の場面を想定した心技体の準備の必要性を再確認していた。

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