ソフトバンク森、守護神39日ぶり20S「つらい、厳しい1カ月だった」

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク5―4ロッテ(24日・ヤフオクドーム)

 守護神が自分の居場所に戻ってきた。右背部痛から復帰2試合目の森が1点リードの9回にマウンドに上がった。水色に染まったスタンドからの大声援を力にロッテの強力なクリーンアップを三者凡退。6月15日のDeNA戦以来、39日ぶりのセーブで2年連続の20に到達し、「ただいま~。(ヤフオクドームは)やっぱり最高です」とお立ち台で満面の笑みをこぼした。

 ちょっとした“トラブル”も乗り越えた。中村奨、レアードは連続空振り三振。ところが続く角中の際に1ストライクの場面で球審がマウンドにやってきた。首もとのゴージャスな金ネックレスに対し角中から「まぶしい」とクレームがあったためで、すぐさま外して投球を再開。最後はフォークボールで中飛に仕留め、満足そうにグラブをたたいた。「すぐ切り替えましたよ」とサラリと言った。

 プロ入り後、故障離脱がなかった森が右背部の痛みを伝えたのは6月のこと。常に「いつでも投げたい」と話す森だけに断腸の思いだった。「(投げられないのは)しんどいなと…。でも自分のためにもチームのためにも(長期化する前に治して)早く戻ることが大事」。ここでも切り替えて早期復帰へ心を向けた。

 数度の検査を行い、幸いにも負傷は軽度だった。筑後の屋内練習場で強度を上げたキャッチボールを再開すると報道陣のカメラを指さし、笑顔で言った。「僕のキャッチボールを撮影してないですか? 力を入れたんで、フォームをすぐに見たくて」。はやる気持ちを抑えられなかった。

 「野球をやれない苦しさはものすごい。野球をやれることに感謝したい」。2年連続20セーブは、球団の日本人選手では馬原以来だ。それでも「数字はまったく気にしていない」と意に介さない。「つらい、厳しい(リハビリの)1カ月だった。その1カ月分を取り返したい。チームが勝つことだけ考える」。復帰した21日の楽天戦で連敗が止まって以降、チームは3連勝。さらなる連勝へ全力で腕を振る。 (山田孝人)

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