大牟田準V40人の絆 金鷲旗男子半世紀ぶり決勝

西日本新聞

表彰式を終え、スタンドに向かって整列する大牟田の選手たち 拡大

表彰式を終え、スタンドに向かって整列する大牟田の選手たち

スタンドから声援を送る大牟田の柔道部員たち

 金鷲旗高校柔道大会最終日の24日、大牟田(福岡)が、男子の九州勢としては20年ぶりの決勝の舞台に立った。同校としても、準優勝は金鷲旗がオープン参加になる前の1970年大会以来、およそ半世紀ぶりの快挙。「全員で日本一」‐。悲願の初優勝はかなわなかったものの、柔道部男子部員40人が一丸となり価値ある勲章をつかみ取った。

 「前の失敗は自分がかぶるから安心していけ」。前夜のミーティング。森健心主将(3年)は出場メンバーの前で力を込めた。そして迎えた最終日。6回戦から先鋒で出場した久保田皓晴(こうせい)選手(3年)は「健心の言葉で思いっ切り攻めることができた」と話した。

 主将に次ぐ大黒柱は監督と選手同士のパイプ役を務めるマネジャー、熊谷一起さん(3年)だ。応援場所の確保、選手のマッサージを担当する部員の割り振りなど裏方仕事に奔走、部全体をまとめあげた。「他の3年生と協力しながら乗り切った。次はインターハイに向けてサポートします」

 例年、6月の県大会が終わると金鷲旗やインターハイ出場選手以外の3年生には練習に身が入らなくなる人も少なからずいた。それでも森主将は「全員で日本一」を目指したかった。今年は3年生全員に問い掛けた。「まだ終わってないよな」。目標を再確認した。

 「森を中心に、部員が一致団結できたことが半世紀ぶりの準優勝につながったのかもしれません」と、杉野健次郎監督(50)。国士舘相手に2人を抜き、一時はチームを優位に立たせた竹市大祐選手(3年)は「日本一を目指してきたので、準優勝では意味がない」。互角の闘いに手応えを感じた森主将は宣言した。「インターハイでは必ず優勝する」。全員の夏は続く。

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