ソフトバンク・デスパイネ完封阻止3ラン 9回2死からオリ山本撃ち

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク3-5オリックス(27日・ヤフオクドーム)

 最後の最後に意地を見せた。9回2死まで2安打に抑え込まれていた山本に対し明石、代打釜元の連打で好機を築き、4番デスパイネが仕留めた。1ボールから続けざまのカットボールを強振。右方向へはじかれた会心の打球は右翼席へ飛び込んだ。零敗寸前から2点差に迫る一発。「鷹の祭典」の青いユニホームを着た満員のファンのボルテージを一気に上げた。

 「素晴らしい投手から、いい仕事ができたと思うよ。9回2死から3点取れたことは大きい」

 自身4試合ぶりの22号3ラン。チームとしても山本と今季5度目の対戦で初めて、中継ぎだった昨年を含めても初めて浴びせたアーチとなった。「コントロールがいいし、どの球種も精度が高い」と実力を認める右腕の完封を阻止し、マウンドから引きずり下ろした意味は小さくない。

 150キロ超の直球とカットボール、フォークを操る右腕を攻略するため、チームとして高めに狙い球を絞っていた。「なかなか連打は難しいから、ああいう本塁打は大きい。球数を投げさせれば、球威は落ちてくる」。狙い通りに110球を超えたところで仕留めた4番の一撃を、立花打撃コーチは高く評価した。

 キューバ代表として国際試合に出場するため18日にグラシアルが、24日にはモイネロが離日した。23歳の左腕は日本をたつ直前、母国におけるデスパイネの存在の大きさを語った。「デスパイネとプレーできているのは幸せなことだし、誇りにできること」。後輩にそう憧れられる常勝軍団の4番。国を背負うプライドが宿るだけに、2人が心おきなく代表で戦えるように打ち続ける構えだ。

 敗れた事実は変わらないが、工藤監督は一矢報いた攻撃を前向きに切り替える材料にした。「打てなかった悔しさのような、9回は何とかしたいという思いがすごく出ていた。その気持ちも(次戦につなげて)、しっかり1イニング目から攻撃できるようにしたい」。最下位チームに対しての3連敗阻止へ、序盤から畳み掛けていく。 (鎌田真一郎)

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