工藤ホークス 日本ハムと0.5差 Bクラス相手に直近5戦14被弾3連敗

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク3-5オリックス(27日・ヤフオクドーム)

 9回2死からアルフレド・デスパイネ外野手(33)が3ランを放ったホークスだったが、反撃が遅すぎた。それまで山本に無得点に抑え込まれ、オリックスに今季初のカード負け越しを喫した。前カードのロッテ戦の3戦目からBクラスを相手に3連敗。チームもファンも青ざめる「鷹の祭典」2カードで14被弾だ。2位日本ハムとは、ついに0・5ゲーム差。背後にぴったりと付かれてしまった。

■オリに今季初カード負け越し

 天敵をマウンドから引きずり降ろすことが、精いっぱいだった。5点を追う最終回。2死からの連打でつくった二、三塁の好機でデスパイネが3ランを放ち、8回まで2安打投球を演じられた山本を降板させた。点差は2点。「鷹の祭典」に集結したファンは奇跡を願い、最後の声援を送ったが、代わったディクソンの前に松田宣はあっさり見逃し三振に倒れた。

 25日のロッテ戦、そしてオリックス相手にも連続で星を落とし、Bクラス相手に痛恨の3連敗だ。工藤監督の表情もさすがに渋い。「まあいいピッチャーですからね、なかなか打つのは難しいでしょうけど」。指揮官がそう嘆くように、この日の大きな敗因は、打線が8回まで天敵の前に手も足も出なかったことだ。

 今季から先発転向し、防御率リーグトップを誇っている20歳の山本に打線は苦しめられている。今季初顔合わせとなった4月3日の対戦から、3試合連続(24イニング)で無得点。前回7月5日の対戦(ほっともっと神戸)で、4試合目にしてようやく初得点を奪った。

 連続無得点を27イニングで止め、初めて土もつけたが、この時に適時三塁打を放ったグラシアルは現在離脱中。指揮官は今宮を復帰後初めて3番で起用するなど打線をテコ入れして臨んだが、8回まで7イニングが三者凡退と完全に手玉に取られた。

■被弾の多さ「重々知っております」

 打線は何とか最終回に3点を奪い2点差まで迫る意地を見せただけに、中盤までの失点も響いた。初回に先発の二保が、2死から吉田正に四球を与えると、モヤに2ランを被弾し先制点を献上。4回にも無死から伏兵の松井佑にソロを浴びた。投手陣は23日のロッテ戦から5試合で計14被弾。打線が12球団トップの128本塁打を放っている一方で、投手陣の「一発病」は深刻だ。

 前半戦でチームをけん引したグラシアルが離脱中の「踏ん張りどころ」だけに、工藤監督もいま一度バッテリーへの奮起を求めた。「それ(被弾の多さは)は重々、知っております。バッテリーを含めてしっかり考えていかなきゃいけない。そこはこれからも課題になる。しっかり話し合って何とかしていきたい」。痛恨の3連敗で、2位日本ハムとは、ついに0・5ゲーム差。「まだまだ、これからですから。みなさんこれからですよ」。指揮官は自らを鼓舞するように、前を向いた。 (倉成孝史)

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 倉野投手コーチ(直近5試合で14被弾の投手陣について)「チームとして、そういう流れになっているので改善しないといけない。精度を上げていくのと同時に(本塁打を防ぐ)意識をもっと高めないと」

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