ソフトバンク首位渡さん 打線爆発で連敗止めた

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク9-2オリックス(28日・ヤフオクドーム)

 2ラン×3本=首位渡さん! 負ければ日本ハムと順位が入れ替わる可能性があった瀬戸際でソフトバンク打線が爆発した。不振の上林が3年連続で2桁に乗せ、デスパイネは2試合連続、今宮は故障から復帰後2本目の一発。連敗を3で止め、今季オリックス戦の負け越しなしも決定だ。本拠地の「鷹の祭典」は大勝でフィニッシュ。西武に負けた日本ハムとのゲーム差を1・5に押し戻した。

■マッチ先制V打

 Bクラス相手に3連敗を喫した鬱憤(うっぷん)を、打線がこれでもかと晴らした。初回に、2死二、三塁から松田宣が右前適時打を放ち2点を先制。「やっぱりあの先制点が大きかった」と工藤監督が喜んだように、長くベンチを包んでいた重苦しい空気はようやく、それも試合開始早々に吹き飛んだ。

 こうなれば、首位の力を見せるだけだ。2回は1死三塁から甲斐が適時打。さらに1死一塁からは、打率1割台と不振にあえぐ上林が貴重なアーチを描いた。竹安の外角球を逆らわずに捉えると、勢いよく飛び出した打球は左翼席に着弾。「初回からいい流れだったのでそれに乗れた。きっかけにして、もっと調子を上げていきたい」。リードを5点に広げる3年連続2桁の10号2ランに、自ら復調への手応えもつかんだ。

 前日までの連敗がうそだったかのようなベンチのお祭り騒ぎ。こうなると「真打ち」も黙っていない。続く3回、無死一塁からデスパイネが竹安の高めスライダーを強振。打球は右翼テラス席に飛び込んだ。「甘い球を仕留められた。今日は大事な試合で、連敗をここで止めなければいけなかった」。グラシアルの不在中は俺に任せろと言わんばかりに6月5、6日以来の2試合連発。チーム単独トップの23号2ランで、試合の大勢を決めた。

 それでもまだ打線は止まらない。続く4回は1死一塁から今宮が右翼テラス席に11号2ラン。「強くスイングできた。勝つことが何より。負けを減らして勝ちを増やしていくだけ」。左脚の故障で6月下旬から約1カ月の離脱を強いられたが、23日のロッテ戦に続く復帰後2本目のアーチ。完全復活を示した。

 ロッテ、オリックスを相手に3連敗を喫し、チームは首位陥落の危機にひんしていたが、3発を含む13安打9得点の猛攻で連敗をストップさせた。工藤監督の表情もほころぶ。「ここのところ勝てていなかったので、ヤフオクドームで最後の鷹の祭典でこうして勝つことができて、ファンの皆さんにも喜んでもらえたと思う」。30日の西武戦からは3カード連続でビジターでのゲームが続く。「ちょっと長いロードが続きますけど、しっかりと一試合一試合、みんなで力を合わせてやっていきたい」。背水の状況で踏みとどまった工藤ホークスが、このまま首位を守り続ける。 (倉成孝史)

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