藤蔭、投手力で2年連続V 先発通達は「球場に着いてから」

西日本スポーツ

 ◆高校野球大分大会決勝:藤蔭5-1大分商(28日・別大興産スタジアム)

 波乱の大分大会を制した。竹下大雅監督は「初戦から目の前の一試合を精いっぱい戦ってきた。(決勝でも)挑戦者として攻める気持ちだった」と息をついた。夏連覇は2003年の柳ケ浦以来、16年ぶり。投手力を結束させた「継投」と足を絡めた「得点力」で頂点へ駆け上がった。

 初回の先制劇が、今夏の藤蔭の象徴だ。先頭の江口倫太郎(3年)が中前打。盗塁と相手の失策で三進し犠飛で生還した。ヒット1本で1点。これでペースをつかみ、10安打に4盗塁などを絡めて得点を重ねた。

 決勝も継投で勝ちきった。「先発を告げられたのは球場に着いてから」という背番号11の小宮大明(同)が6回を1失点。危なげなく勝利のバトンを渡した。「夏の大会前までは自分がエースだったが、調子を上げた片平に譲った。悔しかったが、今年は1人が投げ抜くような戦いはできないので番号に関係なくいいプレーをしようと思った」。チームを支える思いを結実させた。

 誰か一人ではなく、全員の力で優勝への道を切り開いた藤蔭。松尾将主将(同)の視線は、既にこの先にある。「秋や春は結果が出ずノーシードだったが、夏の優勝、甲子園1勝を目指して頑張ってきた。甲子園で勝てるように準備したい」。春夏3度の出場でまだ勝利がない。全員の力を聖地初勝利に結集させる。

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