ソフトバンク高橋礼、西武に初黒星 チーム最速10勝お預け

西日本スポーツ

西武に3点を奪われた4回を投げ終え、表情をゆがめながらベンチに戻る高橋礼 拡大

西武に3点を奪われた4回を投げ終え、表情をゆがめながらベンチに戻る高橋礼

4回1死二、三塁、西武・栗山に適時打を許す高橋礼 6回3失点で西武相手に初の黒星を喫した高橋礼 高橋礼の西武戦成績

 ◆西武5―2ソフトバンク(30日・メットライフドーム)

 悪夢の4回だった。無安打投球をしていた高橋礼が突如、乱れた。四球、盗塁で1死二塁とされ、森に追い込んでからの外角低めシンカーを巧みにすくい上げられた。中前にポトリと落ちる同点打。1安打で試合を振り出しに戻され「投げきったつもりだったが…」と視線を落とした。

 好調な西武打線は攻めの手を緩めない。続く中村には2球目の低め直球を左翼線への二塁打とされ二、三塁。ピンチを広げると、栗山には初球の真っすぐを右前へ運ばれ勝ち越しを許した。金子侑の遊ゴロの間にもう1点。無安打から一転してのこのカード自己最多となる3失点に、マウンド上で表情をゆがめた。

 中村、栗山に浴びた連打はいずれもファーストストライクを打たれたものだった。「西武打線は最初のストライクからどんどん振ってくるのに、安易に真っすぐで(カウントを)取りにいった。もっと慎重に投げるべきだった。少し、もったいない」。一気に逆転を許した場面を悔やんだ。

 それでも、今季4戦4勝だった西武に対する相性のよさを完全に失ったわけではない。5、6回は再び無安打投球。「中継ぎのつもりで、全て勝負球の感じでいった」。チーム10勝一番乗りを逃すとともに、西武には救援も含めてプロ通算10試合目で初黒星を喫したが「勝負はできた。手応えはある」と前を向いた。

 2年目で初めて開幕ローテ入り。順調に白星を重ねてきたサブマリンにとっては試練の夏だ。7月の防御率は4・63。「勝っている気がしない。序盤は真っすぐが走っていたけど…強い球を取り戻したい」と懸命にフォームのバランスを調整した。4回以外は持ち前の真っすぐで押し無安打だった内容に、倉野投手コーチも「いい時に戻りつつある」とうなずいた。7月初黒星の3敗目を糧に、次こそ2桁勝利をつかみ取る。 (山田孝人)

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