デスパイネ復活2発!上林インタ中に誕生日ケーキ配達

西日本スポーツ

 ◆西武10-11ソフトバンク(1日・メットライフドーム)

 両チーム計25安打21得点。壮絶な殴り合いを制した。当たりが止まっていたデスパイネが先制、同点の1試合2本塁打を放ち、上林は24歳の誕生日に反撃ののろしを上げる3ラン。7回には牧原が決勝打を放ち、同一カード3連敗を逃れたチームは8月を白星発進した。1・5ゲーム差に離した2位日本ハムと、きょう2日から首位攻防3連戦。元気のなかった打線がよみがえったのは好材料だ。

■デスパイネ移籍後初の1試合4安打

 殴られたら、殴り返す。よみがえった4番が壮絶な打ち合いで、先頭になって引っ張った。3回までに5点を奪いながら、4回まで9失点。4点を追う5回、先頭のデスパイネが火の出るような左前打を放った。早くも猛打賞となる一打でベンチを鼓舞すると、松田宣が中前打で続き、上林の3ランで1点差。主砲の「ネバーギブアップ」の姿勢は、連敗中のチームに闘志をたぎらせた。

 続く6回も主砲のバットが火を吹いた。2死から森脇のフォークを振り抜き、打球は左中間席に着弾。初回の24号先制2ランに続く25号同点ソロだ。「高めに浮いてきた球をしっかりたたけた」。今季3度目の1試合2発で最大4点差をつけられた試合を振り出しに戻した。そして7回に牧原が勝ち越し2点二塁打。チームは両軍計25安打21得点の乱打戦を制した。

 「お互いによく点を取ったけど最後にこうやって勝つことができてうれしい」。2017年のホークス移籍後初の1試合4安打で連敗ストップに貢献したデスパイネは顔をほころばせた。2得点で敗れた7月30日の西武との初戦は体調不良のため1打席で交代し、零封負けした翌31日は無安打。主砲として連敗の責任を背負った。「迷惑をかけたというのはもちろんあったし、全試合で貢献したいと思っている」。前半戦にチームをけん引したグラシアルが離脱している中、これまで以上にデスパイネの表情に責任感がにじむ。

 この日の試合前、フリー打撃を終えてロッカーに戻ると、スマートフォンを使い、現在台湾で行われている「野球U-12(12歳以下)ワールドカップ」の中継に見入った。キューバも参加する大会。母国の少年選手の姿に刺激をもらって試合に臨んだ。試合後には、24歳の誕生日だった上林がヒーローインタビューを受けている際、ケーキを持って「おめでとう」とサプライズ登場。チームとタカ党をさらに盛り上げた。

 タカは2位日本ハムとのゲーム差を1・5に広げた。「野手は本当によく集中してくれた。デスパイネは4安打で2発。彼にとってもいい一日になったし、チームにとっても価値ある白星」と工藤監督はたたえる。7月は負け越したタカ。打線復活で8月を白星スタートし、札幌での首位攻防に臨む。 (倉成孝史)

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