ソフトバンク内川2年ぶり10号 36歳3安打締め

西日本スポーツ

 ◆日本ハム3―6ソフトバンク(3日・札幌ドーム)

 “前祝い”の一発で、日本ハムファンを静まりかえらせた。4点リードの5回1死から、内川が2球目のカットボールを捉えた。スピンの効いた滞空時間の長い打球は、左中間スタンドへ。2年ぶりの2桁到達となる11試合ぶりの10号ソロで、2回以降の膠着(こうちゃく)状態を打ち破り、主導権をチームに引き寄せた。

 「早く追加点がほしいところで点が取れて良かった。36歳、最後の日にホームランを打てて良かった」。きょう4日が37歳の誕生日のバットマンも、自らへの祝砲を喜んだ。

 この一打を皮切りに、ヒットを量産。7回には西村のフォークを中前にはじきかえすと、9回は井口の直球を右前に運んだ。4安打した7月7日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来、今季5度目の猛打賞をマーク。3打席目以降での固め打ちは、今季初めてだった。

 36歳の1年は、充実感よりも苦悩の方が多かった。昨年8月にバースデーを迎えてすぐ、体調不良を訴えて戦列を離れ、復帰したのはポストシーズンだった。再度、安打量産へ一念発起して臨んだ今季は、微妙な感覚のズレを埋める作業を強いられるようになった。

 「日によって体の調子が違うし、一日の中でも違う。目では反応していても、体が反応しないときもある。それに腹を立てていたけど、受け入れないといけないのかなとも思う」

 年を重ねるごとに、確かな肉体の変化を感じている。一方で「若いときには夏場にやせていたけど、今は食べられるから落ちない」と若いころ苦労していたことに、気を回さないでいい面もある。

 残り42試合、ベテランの豊富な経験がより求められてくる。多難な1年を猛打賞で締め、37歳は正念場で奮起する。 (鎌田真一郎)

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