ソフトバンク初回4得点速攻!!3.5差 月が変わって3連勝ハムは3連敗

西日本スポーツ

 ◆日本ハム3―6ソフトバンク(3日・札幌ドーム)

 電光石火ー。工藤ホークスが初回の4点先制劇で2位日本ハムに2連勝し、ゲーム差を3・5に広げた。投げては先発のアリエル・ミランダ投手(30)が7回1失点と快投。4日に誕生日を迎える内川聖一内野手(36)が2年ぶり2桁アーチとなる10号を放つなど、チームに勢いを呼んだ。7月31日時点でゲーム差0・5に迫られながら、8月に入ってわずか3日で3・5に押し戻す“速攻”を披露。強さの戻ったソフトバンクが再び独走態勢へと入っていく。

■今宮“休養日”

 8月に入り息を吹き返した打線が、電光石火の速攻劇で日本ハムを撃破した。初回だ。1番牧原が金子の直球を中前へはじき返すと、続く明石が右中間を深々と破る適時二塁打。1、2番のワンツーパンチで先制に成功すると、1死三塁からデスパイネの遊ゴロが野選を誘い2点目、1死二、三塁からは上林が2点適時打だ。2014年沢村賞右腕からいきなり4点を先制し、試合開始早々ベンチはお祭り騒ぎだ。

 「初回の攻撃が非常に大きかった」と工藤監督もうなずいたように、強烈な先制パンチが効き、危なげなく勝利を手にした。前カードの西武戦で連敗し、7月終了時点で2位日本ハムとは0・5ゲーム差。首位陥落の危機に陥ったが、今月に入り3連勝だ。指揮官は「月が変われば、すべてが変わる」と、7月末に口にした言葉を再び強調。初回の攻撃のように、3日間の「速攻劇」で、ゲーム差を3・5まで広げた。

 1カードでは順位が入れ替わることのないゲーム差で首位をキープすると同時に、勝負を決するシーズン最終盤を見据えてのリスクマネジメントを並行させている。この日は、先月23日に左太もも裏痛から復帰した今宮が欠場。指揮官は「戦列を離れてしまうと困る選手なので」と、内野の要を温存した。復帰後はここまで6連戦中に1試合“休養日”を設けコンディション維持を優先させている。

 2月に腰の手術を受けた明石が、1日の西武戦から2試合欠場したのも同じ理由だ。3日は「2番二塁」でスタメン復帰。「自分の調子や状態は関係ない。とにかく勝つことが大事」と、3戦ぶりの打席で先制打を含むマルチ安打の活躍。自身の出場6試合連続で安打を放つなど、好調を維持している。

 柳田、中村晃という主力を故障で長期間欠き、前半戦で打線をけん引したグラシアルも一時離脱中。2年ぶりのリーグVに向けて、手術や故障明けで万全ではない選手の離脱を徹底して防ぎながら、首位を守り続けている。

■札幌D6連勝

 だからこそ「勝ち試合」は絶対に落とすわけにはいかない。この日は5点リードながら8回に甲斐野、最終回は森と、本来僅差のリードで登板する救援陣を惜しみなく投入。「相手が日ハムさんですし。締めるところは締めておきたかった」。手綱を緩めることなく札幌ドームでは6連勝。日本ハムとの差を3・5ゲームに広げながら、工藤監督の表情は最後まで緩まなかった。 (倉成孝史)

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