手嶋多一50歳最年長V「絶対勝てないと…」 九州OPゴルフ初制覇

西日本スポーツ

 ◆ゴルフ九州オープン最終日(4日=福岡・西日本カントリークラブ/6869ヤード、パー71/出場63人=うちアマ7人/正午の気象=晴れ、気温35度、東の風4メートル)

 50歳の手嶋多一(ミズノ)が初優勝を飾った。5バーディー、3ボギーの69で回り、通算12アンダー、272。1984年にローアマに輝いた思い出の大会を制し、大会史上最年長で頂点に立った。

■分岐点は7番H

 この世界でダテに25年以上もメシを食っていない。最終日最終組は50歳の手嶋の半分ほどの若い成松と三重野。2人は決して付け入る隙がないわけではなかったが、九州オープンのタイトルはベテランの手に渡った。

 「絶対勝てない、と思っていた。(調子の)いい時に出ていないし。この大会は13歳から出ていて、思い入れも深い。おまけに地元で」。ツアー通算8勝、福岡県田川市出身のベテランが静かに喜びを表した。この九州オープンは、レギュラーツアーと日程が重なるなどし、再び顔を出すようになったのは2013年から。選手としてのピークは過ぎていたのだが、その代わりに“味”が増した。

 優勝の分岐点となったのは7番ミドル。手嶋は6番で3パットのボギーをたたいて成松と三重野に通算11アンダーで並ばれた。7番は右OBが嫌なホール。ここで2人は逆に第1打を左にOBして手嶋に再び2打差をつけられる。これから、という直後のミス。手嶋はパーでセーブし、結局、この差を縮めることはできなかった。

■シニア戦刺激に

 今年、手嶋は4月のシニアの開幕戦の金秀シニア沖縄オープンで優勝。5月には全米プロシニアにも出場した。全米シニアでは、56歳のビジェイ・シンらと一緒に回り「いいなあ、(米国で)やりたいなあ」と、これからのゴルフへ向けての意気込みをもらったという。50歳にして再び燃え始めたのだ。

 「この優勝をきっかけに、後半も(レギュラーツアーで)頑張りたい。また来年も九州オープンに戻ってきたい」。頭には白いものが目立ち始めた手嶋だが、まだまだ衰えを知らない。 (森本博樹)

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