佐賀北の伝説OBが神エール 絶好調宮崎に「神が舞い降りてくるぞ」

西日本スポーツ

 佐賀北に「がばい」満塁弾パワーも注入!! 第101回全国高校野球選手権は6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。2007年に「がばい旋風」を巻き起こして全国制覇し、当時のエースだった久保貴大監督(30)の甲子園初采配が注目される佐賀北は、開幕日の第2試合で神村学園(鹿児島)との九州対決に臨む。佐賀大会で打率5割6分3厘と爆発した宮崎翔大(3年)は、12年前の決勝での逆転満塁弾など大会3本塁打を放った副島浩史さん(佐賀・唐津工監督)の助言も胸に初戦に挑む。

■恐怖の9番打者

 佐賀北の甲子園の戦いは12年前と同じく開幕日からのスタートとなった。佐賀大会では9番ながらチームトップの打率5割6分3厘を記録した宮崎は「佐賀大会の時のようにコンパクトに打っていきたい」と憧れの甲子園の打席を思い描く。

 昨夏は4番だったが、今春、調子を崩してレギュラーから外れた。選手間の投票で決める夏の佐賀大会での背番号は12番。活躍がチームメートに認められ、甲子園での背番号を決める再投票では満票でレギュラー番号の「5」を勝ち取った。

 佐賀北で一番乗っている男は、実は大先輩から大きな「ミッション」を言い渡された。「ホームランを打ってこい」。言葉の主は久保監督とともに優勝を経験した副島さん。広陵(広島)との決勝での劇的な逆転満塁本塁打は有名だが、開幕戦の福井商戦で大会第1号を放ったのも副島さんだった。

 唐津工の監督を務める副島さんは、チームの出発前に佐賀北のグラウンドを訪れた。その時、宮崎は左肩の入れ方や左脇の使い方を教わった。「神が舞い降りてくるぞ」。佐賀大会まで公式戦本塁打ゼロだったのが甲子園で3発の副島さんならではの激励に、宮崎は大感激。「優勝の時のビデオは遠征のバスの中で見ています。うれしかった」と励みになった。

 久保監督は12年前、エースとして延長15回引き分けとなった宇治山田商(三重)との2回戦の再試合を含めた全7試合に登板。選手として甲子園での負けを知らない。監督での初戦を前に「選手だった時のことはあまり覚えていない。監督になってから試合は緊張しますね」と話す。心掛けるのは普段と変わらない野球。「佐賀大会と同じようにベンチから選手をサポートして一体となってやりたい。選手が楽しんでくれれば」。監督としての甲子園初勝利で選手と喜びを分かち合う。 (前田泰子)

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ