工藤監督「たたきにいく」ロッテにあと1敗で負け越し危機

西日本スポーツ

 ◆ロッテ5―3ソフトバンク(7日・ZOZOマリンスタジアム)

 か・て・ま・せ・ん。ソフトバンクがロッテに連敗を喫し、8試合を残して早くもこのカード6年ぶりの負け越しにリーチがかかった。3点差を追い付きながら、直後にレアードにこの日2本目となる2ランを献上。今カード2試合で4発を浴び、ロッテ戦の被弾数は29本に膨れあがった。今季通算5勝12敗、ZOZOマリンで1勝7敗。優勝するためにもこの苦手意識はい・け・ま・せ・ん。

■失点はすべて本塁打

 悪夢が繰り返された。同点に追い付いた直後の8回。甲斐野はボールがバットに衝突した瞬間、打球の行方から視線をそらした。1死一塁から甘く入ったスライダーをレアードに振り抜かれると、打球は瞬く間に左翼席に消えた。決勝2ラン。「投げちゃいけないところに投げてしまった。皆さんに申し訳ないです」。プロで浴びた6本目は、初めて試合を決められる屈辱のアーチとなった。

 延長11回に清田のサヨナラ2ランで屈した前夜の流れを断ち切れなかった。カード2戦目は初回、先頭明石が四球で出塁するも、1軍昇格即スタメンだった2番真砂が空振り三振。その後、明石の二盗も阻まれ打者3人で攻撃を終えた。

 重苦しい空気の中、先発のスアレスが初回1死から今季途中に加入した新外国人のマーティンに“あいさつ”にしては痛すぎる先制ソロを浴びた。さらに4回無死一塁からレアードに2ランを献上。この試合の5失点は3本塁打によるものだった。先発6試合目も勝てずに「失投だった」と反省したスアレスは、8日に出場選手登録を抹消されることが決まった。

■スアレスきょう抹消

 5勝12敗と大苦戦しているロッテには、ここまでカード別最多の29本塁打を浴びている。工藤監督は「みんな本塁打を打たれようとは投げていない」と選手を責めることはしなかったが、倉野投手コーチは「対策をしても、連日相手に上回られていることに責任を感じている。しっかり導かないといけない」と硬い表情。リーグ最多の139本塁打を放っている自軍のお株を奪われるような一発攻勢で、2013年以来のカード負け越し阻止へ1敗もできない状況に立たされた。

 そのロッテは貯金1で4位楽天に並び、パ・リーグは5チームが4・5ゲーム差の中にひしめく大混戦となった。首位と最大9・5差あったロッテまで優勝争いに加わる状況で1試合の重みは増し、クライマックスシリーズ進出を巡る争いも激化する。

 そんな中、混戦を招いた原因でもある工藤ホークスは、3カード連続の敵地遠征で1試合を残して3勝5敗となり負け越しが決まった。「明日(8日)勝てば一つの負け越しで済む。勝って気持ちよく(福岡に)帰る。最後勝って終わるのと、負けて終わるのでは違う。力を合わせ、最初から相手をたたきにいく」。長期遠征ラストゲームに、指揮官は並々ならぬ思いで臨む。 (鎌田真一郎)

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