強豪・明徳相手に猛追 6点差直後、26歳監督が藤蔭ナインにかけた言葉

西日本スポーツ

 ◆全国高校野球選手権1回戦:藤蔭4―6明徳義塾(8日・甲子園)

 2年連続出場の藤蔭(大分)は明徳義塾(高知)に敗れ、昨夏に続いて初戦で姿を消した。6点ビハインドの6回に4点を奪って追い上げたが、悲願の甲子園初勝利には届かなかった。

■先発降板させた

 春夏計38度の甲子園出場を誇る強豪に冷や汗をかかせた。点差を6点に広げられた直後の6回。2年連続3度目の大舞台に臨んだ藤蔭ナインの反撃が始まった。「気持ちで相手を上回ろう」。竹下大雅監督の言葉に発奮し、一挙4点を奪った。

 1死一、二塁で3番樋口昇樹(3年)が適時二塁打を放つと、4番塚本修平(同)も「強い打球を打とうと真っすぐを狙っていた」と左前へ2点適時打。明徳義塾の先発を降板に追い込んだ。さらに7番朝倉康平(同)にも適時打が出た。

 昨夏は星稜(石川)に4-9で完敗し、現チームは「甲子園で勝てるチームになろう」とスタート。今年2月に病気の原秀登前監督からチームを引き継いだ26歳の竹下監督は「打って走れるチームをつくろう」とさらなる強化に取り組んだ。

■振り込みの成果

 平日は1000回、休日は1500回バットを振り込んだ。走塁も力を入れ、大分大会では16盗塁の機動力も発揮してノーシードから勝ち上がった。今夏も甲子園初勝利は逃したが、塚本は「6回の攻撃はバットを振った成果」と胸を張った。

 敵将の馬淵史郎監督は63歳で今大会の監督最年長。対照的に大会最年少の竹下監督は「点を取られてから、こちらがやりたいことを相手にやられた」と経験の差を痛感したが、全国区の強豪を追い詰めたのは確か。「勝てなくて悔しい」。青年監督の下、さらに強くなって聖地に帰ってくる。 (前田泰子)

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