「予想以上」浜風に泣いた富島 堅守ほころび痛恨の3失策

西日本スポーツ

 ◆全国高校野球選手権1回戦:富島1―5敦賀気比(8日・甲子園)

 夏初出場の富島(宮崎)は敦賀気比(福井)に敗れた。昨春の選抜大会も初出場で初戦敗退しており、春夏通じた甲子園初勝利には届かなかった。

 ライトからレフトへと吹き抜けていく甲子園独特の強い浜風が富島の目指した「夏の初勝利」も吹き飛ばしてしまった。

 1-1の同点に追い付いた直後の5回1死二塁で相手が放った飛球を追う背番号13の左翼手、矢野磨納仁(3年)の足がどこかおぼつかない。先発を外れていた背番号7の奥野朝陽(同)はその時、甲子園練習時の“教訓”が脳裏によぎったという。「下は風が吹いていないのに、上で吹いている。浜風が吹くのは分かっていたんですけど、予想以上だった」

 矢野は流される打球に対応し切れずに落球。勝ち越しの2点目を許した。宮崎大会5試合で3失策のチームが4、5、6回に失策絡みで失点。「そこが勝敗の分かれ目」と浜田監督。矢野は試合後、ただ泣きじゃくっていた。浜風のいたずら。甲子園の怖さでもある。

 松浦佑星主将(同)は4月末に左足小指を疲労骨折し、ボルトを入れる手術を受けて甲子園に間に合わせた。「後輩たちは、自分たちの背中を見てくれていたとは思うけど、それでも甲子園で勝てなかった。気を引き締めて、もっと上をいく練習をやって、心をつくってほしい」。この悔しさこそが、持ち越した悲願の1勝への“糧”になる。 (喜瀬雅則)

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ