ソフトバンク真夏の復活祭 有原KO!4点差逆転!! ハムに4・5差

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク8-4日本ハム(10日・ヤフオクドーム)

 主力5人が大量昇格した福岡ソフトバンクが4点差をひっくり返し、2位日本ハムとの直接対決を制した。6回に3点を返すと、7回に復帰した中村晃外野手(29)の内野安打を皮切りに3得点で逆転した。国際大会の出場で離脱していたジュリスベル・グラシアル内野手(33)にも安打が出て先発全員が一人1本の9安打。層の厚さが戻った打線がつながり、日本ハムとの差を4・5ゲームとした。

 真夏の“大補強”で厚みを増した打線が、簡単に試合をひっくり返した。1点を追う7回。この日、1軍復帰したばかりの6番中村晃が、先頭打者として内野安打で出塁した。3打席目での復帰後初ヒットに、ベース上で安堵(あんど)の表情を浮かべると、代走の周東と交代。6月9日以来となる安打を祝福するベンチは、まだビハインドとはいえお祭りムードだ。

 工藤監督も「何て言うか、また(シーズン)最初の頃に戻ってきたなという感じがあった」と明るくなったベンチの雰囲気を喜んだように、チームには安心感と強さが戻った。国際大会の出場で離脱していたグラシアル、モイネロ、故障で戦列を離れていた中村晃、福田、川島の5選手が一気に1軍復帰。これまで苦しい戦いを強いられてきたが、実績、経験とも豊富な選手の大量昇格で、打線には12球団屈指といえる本来の層の厚さが戻った。

 中村晃に続いて7番として打席に入ったのは、松田宣だ。後半戦は主に3、5番を任されてきたが、7番に座ったのは4月5日以来。代走の周東が二盗を決めると、松田宣は追い込まれながらも有原のフォークをしぶとく中前へ運ぶつなぎの打撃を見せた。その後、1死二、三塁で、甲斐の犠飛が西川の失策を誘い、三走の松田宣に続き二塁からタッチアップした福田も一気に生還。5回までに大量4点差をつけられながらも3得点で1点差に迫った6回に続く猛攻で、試合をひっくり返した。

 さらに1点を加え、8回には2死二、三塁から福田が2点適時打を放ち4点差とした。「自分だけ打ってなかったので何とかしたかった」。福田の復帰後初ヒットで、打線は今季2度目の先発全員安打。指揮官も「本当によく有原君を攻略して打ってくれたと思います」と、敵のエースを相手に最大4点差を逆転勝ちに持ち込んだ打線のパワーを喜んだ。

 千賀の5回一挙4失点を打線の力で試合をひっくり返し、2位日本ハムとのゲーム差を4・5まで広げた。5回にはグラシアルも復帰後初安打をマーク。中村晃、福田と復帰した3人が即結果を出し、「1本出たというのも、また明日につながると思います」と工藤監督の目に大きな自信が戻った。 (倉成孝史)

 中村晃(復帰戦で1安打)「良かったです。これからもみんなで頑張っていきたい」

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 王球団会長(グラシアル、中村晃らの復帰戦で逆転勝利)「1試合で2試合分みたいな試合だった。(2位と)直接対決だし、今日の勝ちは大きい。逆転で(カード)頭も取れたからね。ベンチ入りは25人だけでも、もっといるような感じだった」

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