八村塁ゴール量産 チケット9分完売の凱旋試合で大歓声

西日本スポーツ

 ◆バスケットボール日本代表国際試合 日本99-89ニュージーランド(12日・千葉ポートアリーナ)

 世界ランキング48位の日本はNBAドラフトでウィザーズに1巡目指名された八村塁(21)が両チーム最多の35得点を挙げ、同38位と格上のニュージーランドに快勝した。

 NBA戦士の凱旋(がいせん)試合を見ようと集まった5610人の期待にそぐわぬ大活躍だ。八村が日本の総得点の3分の1を超える35得点と大暴れ。「久しぶりの日本での試合で、観客も来てくれた。オーストラリア戦での劇的な試合の場所でうれしかったし、やっと日本代表として戦えるうれしさがあった」と喜んだ。

 八村の日本での試合は、昨年9月17日のワールドカップ(W杯)アジア地区2次予選のイラン戦(東京・大田区総合体育館)以来。今回の会場の千葉ポートアリーナは、昨年6月にあったW杯同1次予選でオーストラリアに勝ち、予選初勝利を飾った場所でもある。思い出の地で“連勝”し、感慨にふけった。

 この日は随所で貫禄を示した。2人がかりで体を当てられながらもシュートを成功させ、3点シュートも2本決めた。インサイド、アウトサイド両面からの多彩な攻撃と、体を張った守備でけん引。「チームでは一番年下だけど、プレー面では僕がチームを引っ張るつもりでいる。守備でも攻撃でも、インパクト、活気を与えられるプレーをいつもしたい」。午前中にあった練習では、ウィザーズから派遣されているコーチとシュート練習に励むなど、技術向上にも余念がない。

 日本人で初めてドラフト1巡目指名され、注目度は日増しに高まっている。この試合のチケットは一般発売日に開始9分で約5000枚が完売。自らを囲む大フィーバーに対して、「アメリカからでも伝わる」と感じている。期待を背負いながらも、その重圧を一切感じさせずに代表戦での自己最多得点を更新した。

 今後は世界ランキング5位のアルゼンチン、同22位のドイツなどとの親善試合を経て、W杯本戦に臨む。「チームとしてリバウンドで負けた」と反省も忘れなかった。

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