ソフトバンクスカウト部長「佐々木か、奥川か」注目の10選手明かす

西日本スポーツ

筑陽学園・進藤 拡大

筑陽学園・進藤

 第101回全国高校野球選手権は大会第7日の12日で出場49校が全て登場した。スカウト陣が丹念にチェックした「プロ注目の逸材」を、福岡ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長兼スカウト・育成部長に語ってもらった。

 今大会には出場していないが、高校野球史上最速となる「163キロの剛腕」に触れないわけにはいかない。大船渡(岩手)の右腕・佐々木朗希について「彼中心のドラフトになる。佐々木君にいくのか、いかないのかで変わる。いいのは、もう分かっているので」と断言。佐々木次第で、各球団のドラフト戦略も変わってくるというわけだ。

 さて、今大会ナンバーワンに挙げたのは、星稜(石川)のエース奥川恭伸。「コントロール、変化球の質。投げるレベルが高く、既にゲームメークができる。佐々木君か、奥川君の将来性を取るか。各球団の方針次第」と佐々木と“双璧”の素材という位置づけだ。

 春夏連続出場だった津田学園(三重)の右腕・前佑囲斗は、静岡との1回戦で160球を投げ切って完投。182センチ、87キロの恵まれたサイズから投げ下ろす力強さとタフネスぶりに「投手らしい投手。伸びしろも感じるし、春より全然良かった」と成長を評価した。

 左腕では、2年連続出場だった近江(滋賀)の林優樹と春夏連続出場の高松商(香川)の香川卓摩。身長は林が174センチ、香川は165センチながら「小柄で細身の左腕ですが、2人とも指先の感覚がいいし、将来が楽しみな存在」という。

 野手では、八戸学院光星(青森)の遊撃手・武岡龍世の名前を挙げ「ボディーバランスがいい。足もあるし、センスがある。選抜のときより、打球も飛んでいるイメージがある」と絶賛。履正社(大阪)の4番・井上広大は「体に力がついて、選抜よりずっと良くなった」と高評価した上で「まだ、ぼてっとした“子どもの体”ですから、上の世界で体をつくれば、もっとすごくなるでしょう」と将来の大砲候補として位置づけた。

 地元の九州勢は、筑陽学園(福岡)の捕手・進藤勇也を高く評価。「肩の強さだけじゃなく、送球の正確性、ストライク送球の確率が圧倒的に高いですね」と能力の高さに二重丸をつけた。

 同じ捕手では智弁和歌山の東妻純平を「(身長172センチで)体は小さめだけど、打撃に力もあるし、動きも速い。ウチの(甲斐)拓也っぽいです」と“甲斐キャノン2世”に指名。同じ智弁和歌山の二塁手、黒川史陽も「二塁、三塁が守れて、打つ方もいいのは魅力」と評価した。

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