ソフトバンク柳田爆走 コーチ制止も二塁から生還

西日本スポーツ

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク6―0中日(13日・佐賀)

 復帰への足音が力強くなってきた。左膝裏の肉離れで戦列を離れている柳田悠岐外野手(30)が13日、ウエスタン・中日戦(佐賀)で激走だ。「3番DH」でスタメン出場。4回に実戦復帰2試合目で初安打を放つと、田城の右前打で三塁ベースコーチの制止を振り切って二塁から一気に生還した。コーチに注意を受けたが、前回より1打席増やした3打席に立つなど経過は順調。14日の同戦(タマスタ筑後)では復帰後初の守備に就く予定だ。

■初安打

 4回無死の第2打席で、福谷の内角スライダーを右前へ持っていった。復帰4打席目の初安打。そこから柳田の脚が、グラウンドを蹴りに蹴った。続くコラスの左前打で二進。田城の3連打となる右前打で、はじかれたように駆けだした。

 当初は腕を回した三塁の井出コーチも思いとどまり、三塁を回ったところで大きなジェスチャーのストップ。だが柳田は構わず本塁突入し、滑り込んで生還した。「止まれんかった」という。「点、入ると思って行きました」。涙の復帰戦は自重気味の走り。スライディングも解禁していない段階だったが、今やロックが外れたような動きだ。

 もっとも、三塁コーチの指示に従うべき場面。井出コーチの思いは「無死というのもあった」が、それ以上に「脚も万全じゃない。本塁クロスプレーで何かあったら」だった。特別扱いも当然なく、プレー後には「止まらないと」と注意。そんな一幕でもあった。

 初回の第1打席は相手好守もあり遊ゴロ併殺打。5回、好機での第3打席では、鈴木翔のフォークを連続空振りで3球三振に倒れた。前回から一つ増やし、予定の3打席をこなした。

 「試合の感じは大丈夫ですけど。練習がバリきつい」。口ぶりもじわり本調子。猛暑での練習中、汗でユニホームが透けたようになって「アンダーシャツ着てないっす」と明かした。

 試合前のシートノックで中堅に入った。14日は守備に就く。「予定はそうですけど。練習で倒れるかも」。元同僚・松坂の先発見込みを聞き「マジで? 楽しみですね。頑張ります」と笑った。状態上向き、されど過信は禁物。クールダウンも促したくなるような一戦だった。 (森 淳)

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