ソフトバンクぐったりサヨナラ負け 5時間1分8投手投入 延長11回満塁策が…

西日本スポーツ

 ◆楽天4-3ソフトバンク(15日・楽天生命パーク宮城)

 独走モードに突入していた首位ソフトバンクが小休止だ。延長11回に高橋純平投手(22)が、1死三塁から連続申告敬遠で満塁策を取ったものの、楽天の銀次にサヨナラ打を浴びた。高橋純はプロ初黒星。ベンチ入り9投手のうち8投手をつぎ込んだ5時間1分のロングゲームを落とし、チームの連勝は「6」でストップした。徒労感の残る幕切れとはなったが、2位につける西武も敗れて5ゲーム差は変わらず。その西武と対戦する17日からの3連戦の結果次第で優勝マジックが点灯する可能性もある。再びVロードを突っ走る。

■純平プロ初黒星

 沸き上がる楽天の本拠地で、ソフトバンクの成長株の4年目右腕が肩を落とした。3-3で迎えた延長11回1死満塁、この回から8番手として登板した高橋純が銀次に対してフルカウントから投じた6球目。真ん中に入った真っすぐを捉えられ、無情にも内野の頭を越えていった打球は、右前へのサヨナラ打に。痛恨のプロ初黒星。「しゃべれないです…」。うつむいたまま引き揚げるバスに乗り込んだ。

 ただ満塁のピンチを選択したのはベンチだった。先頭の茂木に二塁打を浴び、続く太田に犠打を決められ1死三塁。ここで工藤監督は「銀次君だったら、内野ゴロでホームゲッツーを取れるのもあるかなと考えて、満塁策にした」と説明する。浅村と辰己を申告敬遠で塁を埋め、銀次との勝負に懸けた。

 5時間1分のロングゲーム。ベンチ入りした9投手のうち8投手を使った総力戦は、結果的に満塁策が裏目に出て、疲れがドッと出る結末となった。今季4度目、仙台では3度目となるサヨナラ負けを喫し、指揮官は「これがサヨナラ打になったのでね。これはベンチの責任。投手はベンチの指示に従って投げてくれたので、それはこちらの責任です」と懸命に腕を振った高橋純をかばい、連勝が「6」で止まった敗戦の責任を背負い込んだ。

■「ベンチの責任」

 2度のリードを追い付かれて延長戦に持ち込まれた。嫌な流れを継投でかわしながら延長11回に1死三塁と勝ち越しの好機はつくった。だが、松田宣は見逃し三振で、牧原も空振り三振。あと一本が出ず痛い星を落とした。

 連勝も6で止まったとはいえ、2カード連続での勝ち越しも事実だ。工藤監督は「ヤフオクドームに戻って気持ちを切り替えて、また頑張ります。それしかない。終わったことなんで。しっかり反省をし、次に目を向けていくことが大事」と切り替えを強調した。

 17日からは5ゲーム差でついてくる2位西武との直接対決。結果次第では優勝へのマジックナンバーが点灯する可能性もある。ファームでは主砲柳田が順調に調整を進めており、戦線復帰も近い状況だ。小休止したVロードの視界は決して悪くない。「残りも32試合なんで。しっかり前を向きたい」と指揮官。2年ぶりの歓喜に向け、うつむいている時間はない。 (山田孝人)

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