ソフトバンクが佐々木に超密着マーク U18韓国W杯へ異例の全スカウト派遣

西日本スポーツ

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高校野球・今後の主な予定

 「令和の怪物」密着マーク! 福岡ソフトバンクが、30日から韓国で開催される「第29回WBSC U18野球ワールドカップ(W杯)」に、全スカウトを派遣することが16日、分かった。同大会には、岩手・大船渡高の最速163キロ右腕、佐々木朗希投手(3年)の選出が決定的。プロ志望届提出が確実視される今秋ドラフト会議の超目玉候補を、異例のオールスカウト態勢でチェックする。

■20日に代表決定へ

 チームが2年ぶりのVへ向けたマジック点灯を目前とする中、球団も常勝軍団構築への準備を進めている。30日から9月8日まで韓国・機張(キジャン)で開催されるU18野球W杯に、各地区担当全9人のスカウト派遣を計画。一昨年にカナダで行われた同大会など海外での大会では2、3人の視察が通例だが、今回は「オールスカウト態勢」を敷く。

 異例の全スカウト派遣について、福山アマスカウトチーフは「特に今年は佐々木君をはじめ有望な選手が多い。絶対に抜け漏れがないようにしたい」と説明する。今年の高校3年生には大注目の佐々木だけでなく、夏の甲子園に出場中で佐々木と“双璧”の素材ともされる星稜(石川)の奥川、最速154キロを誇る創志学園(岡山)の西ら有望選手がひしめく。秋のドラフト会議に向け、担当地区を越えた全スカウトの目で分厚いチェックをする狙いだ。

 中でも密着マークの最大の的は、もちろん佐々木だ。福山チーフは「国際大会という舞台。リミッターを外した最高のパフォーマンスを見逃さないようにしたい」と強調。同大会は12チームが出場し、各チームが予選を5試合行い、スーパーラウンド→決勝戦(3位決定戦)へと進む。日本代表の出場選手は、8月20日の夏の甲子園準決勝後に正式決定。佐々木の選出は濃厚とみられるが、登板日は流動的なだけに全日程で常時数人のスカウトが現地でチェックできる態勢をとる。

■西、奥川らも注視

 佐々木は4月5日から3日間、関西で行われた高校日本代表候補研修合宿中に163キロをマークしたことで、もともと高かった注目度がさらに急上昇した。実はこの合宿にも、ソフトバンクは12球団で唯一、全スカウトを派遣。また7月の岩手大会3回戦には、三笠杉彦取締役ゼネラルマネジャー(GM)が異例の地方大会視察を行った。これまで明言こそしていないが、佐々木がプロ志望届を提出した場合、今秋ドラフト1位指名の最有力候補となることは間違いない。

 ただ、球団は例年通り大学・社会人選手の視察もくまなく行ってドラフトへ向けた会議を重ね、他球団の動向も注視しながら、ドラフト会議前日および当日に1位指名選手を最終チェックする方針だ。佐々木がプロ入りを表明した場合、1位指名の競合は必至とみられるが、ホークス球団はどこにも引けを取らない分厚いマークを実施する。

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