海星堂々の全員野球 8強逃すも八戸学院光星と互角 九州・沖縄勢姿消す

西日本スポーツ

 ◆全国高校野球選手権3回戦:八戸学院光星7x-6海星(16日・甲子園)

 1976年以来の8強進出を狙った海星(長崎)がサヨナラ負けした。6回に2番大串祐貴(3年)の適時打などで6-6に追い付いたが、最後は2番手の江越永輝(同)が四球をはさんで3連打を喫し決勝点を許した。

■6-7惜敗

 カクテル光線に照らされて一塁側アルプスへあいさつに行くと、大きな拍手が海星ナインに注がれた。敗れはしたが春夏の甲子園で準優勝3回の強豪、八戸学院光星に6-7でのサヨナラ負け。最後まで一歩もひかない戦いを見せたナインに応援団は惜しみなく拍手を送った。

 全員野球で強豪相手にがっぷり四つに組んだ。1回に3点を先制しながら逆転され、6回に2番大串の適時打などで6-6に追い付くとそこからは一歩も譲らなかった。「1回に3点取った後、2回から4回に得点チャンスを生かせなかった。九州最後の1校だったので残りたかったが」と加藤慶二監督は悔しさをかみしめた。

 4回から登板した2番手の江越が2回戦で18安打10得点をたたき出した相手打線を抑えた。4回に2失点したが自己最速を1キロ上回る146キロをマーク。5回から立ち直り追加点を許さなかった。持ち味の直球とキレのあるスライダーで強力打線を食い止めたが、9回は先頭打者を三振に取った後3安打でサヨナラ勝利を決められた。「9回は真っすぐで押し切っていこうと思った。もっとブルペンで準備してマウンドに上がれば最初からいい投球ができたかも」。大舞台で投げられた満足感と、少しだけ後悔の交じった甲子園初マウンドだった。

 江越は阪神の外野手、江越大賀の遠縁。小さいときから「大賀くん」と慕い、一緒にカブトムシを捕まえ、野球をしてきた「お兄ちゃん」がプレーしているグラウンドに立った。「同じ場所に立ててうれしかった。これから大学で頑張ります」と甲子園の経験をこれからの成長の糧にしていく。

 43年ぶりの8強進出はできなかったが精いっぱい戦ったナインは胸を張って長崎へ帰る。 (前田泰子)

■松尾悠が好返球

 海星は好守でも甲子園を沸かせた。同点の8回1死二塁で相手9番が中前打を放つと、中堅の松尾悠が本塁への好返球で二塁走者の生還を阻止。「正確な送球には自信があります。あの距離ならアウトにできると思った」。遊撃での好守備が光ったスタメン唯一の2年生の浦田は「自分が引っ張って甲子園にまた来たい」と誓った。

 海星・坂本芽玖理(3年)(初回に左中間席へ公式戦初アーチの2ラン)「流れを持ってこられて良かった。入るとは思わなかった。今まで練習したことが出せた」

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