ソフトバンク千賀9失点 エース大炎上で大敗 2回に1イニング自己最悪

西日本スポーツ

2回2死満塁、西武・源田に2点適時打を浴びた千賀 拡大

2回2死満塁、西武・源田に2点適時打を浴びた千賀

同一、二塁、西武・栗山に3ランを浴び、1イニング9失点となった千賀 千賀2回の投球 千賀の今季ホーム/ビジター別登板成績 千賀の今季登板成績

 ◆ソフトバンク8―13西武(17日・ヤフオクドーム)

 信じられない。これが本当に千賀なのか…。先発の千賀滉大投手(26)が、2回の1イニングだけで9失点を喫し、3回で降板して5敗目。失点は1イニング、1試合ともに自己ワーストと不名誉な記録が並ぶ。打線が終盤に猛反撃したものの、チーム今季ワーストの13失点はあまりにも重かった。2位西武との3連戦初戦を落とし、4ゲーム差に迫られた。切り替えて連勝といきたい。

■今季最短3回KO5敗目

 エースが打ちのめされた。完膚なきまでに。それも序盤の2回だ。6点を失って、なお2死一、二塁。千賀は栗山を追い込んでから宝刀のフォークを捉えられた。右翼席に飛び込む3ラン。ざわつくヤフオクドームのスコアボードに「9」がともる。1イニングどころか1試合でも自己ワースト失点。続く外崎を空振り三振に仕留めた右腕がうなだれながらマウンドを降りると、スタンドから自然と拍手が湧き起こるほど異様な展開だった。

 「序盤から試合を壊してしまい、チームに申し訳ないという気持ちしかない」

 初回は先頭の秋山、源田から連続三振を奪うなど、3人で片付けた。それが2回に突然乱れた。1死から栗山、外崎に連打を浴びると、続く山川に初球のカットボールを右前に運ばれ、先制を許す。2死満塁となって秋山への押し出し死球で2点目。ここから源田に右翼線2点二塁打、中村に左前2点打を浴び、栗山に一発を食らった。この回だけで打者12人。球数は48も要した。

 山川の先制打が今季西武戦16イニング目にして初失点。そこから歯止めが利かなくなった。「うまく打たれたというのもあるけど、もう少し差を埋めないと。次、どうやって埋められるか」。昨季は7月31日のメットライフドームで5本塁打を浴びて7失点するなど、西武戦6試合で3勝3敗、パ・リーグ球団カード別ワーストの防御率5・73と苦しめられた相手に“古傷”をえぐられた格好だ。

 今季自己最短の3回で降板した右腕にとって、気がかりなのは今季の5敗中4敗が本拠地ヤフオクドームであること。防御率も4・36と地の利を生かし切れていない。熊本も含めたホームゲーム全体でも防御率4・07。「いいかげんにしないと。自分にとってのイメージもあるし、もう少し考えないといけない」と解消すべき課題の一つになっている。

 エースの乱調はダメージが大きく、13失点は今季チームワースト。それでも工藤監督は「次投げて同じようになるというふうには思っていない。この1週間の過ごし方を考えてもらえば」とチームトップの11勝を誇る右腕への揺るがぬ信頼を示した。西武とは依然4ゲーム差あるものの、相手には勢いづくと手に負えない破壊力がある。隙を見せるわけにはいかない。 (鎌田真一郎)

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