工藤監督絶賛「ドラ1コンビ」逆転呼んだ 甲斐野→高橋純6連続K

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク5―4西武(18日・ヤフオクドーム)

 シーソーゲームで流れをたぐり寄せたのは、「ドラ1」右腕コンビだった。4、5回に2点ずつ奪われ逆転を許した後、1点ビハインドの6回に出番が訪れたのは甲斐野だ。「とにかく3人で終わらせたい」。その思いを、見事に結果で示した。

 先頭木村をフルカウントから外角高め154キロの直球で空を切らせると、エンジン全開。永江はフォークで3球三振、2安打と当たっていた秋山にもフォークを多投しフルカウントからの決め球もフォーク。内角低めに落ちる球を振らせ、3者連続空振り三振で料理した。

 球団では2014年に58試合に登板した森以来となる、1年目での50試合登板の節目を華々しく飾った。開幕戦でプロ初勝利を挙げると、デビューから13試合連続無失点の新人記録も樹立。森の離脱中は代役で8セーブもマークした右腕は「本当に濃い、いい経験をしている。もっとチームの勝利に貢献したい」と貪欲な姿勢を貫く。

 相乗効果がある。「甲斐野さんの3者連続三振が刺激になった」。奮い立たされたのは、7回のマウンドに上がった4年目の高橋純。甲斐野に負けじと、金子侑からオール直球で空振り三振を奪うと森、中村と続く上位打線を3者連続三振に仕留め、球場のボルテージを一気に上げた。

 「(三振は)全打者狙っている。早くリベンジしたい気持ちがあった」

 前回登板の15日楽天戦(楽天生命パーク宮城)では、延長11回に満塁策を選んだ後、銀次にサヨナラ適時打を浴び、プロ初黒星を喫した。この登板では先頭茂木に二塁打を浴び「あらためて、先頭を切る意識が強くなった」と教訓を得た。長打力のある打線相手に大量失点を防ぐためにも、金子侑への投球は力が入った。

 2人で6者連続奪三振という圧巻の投球に、打線も奮起し逆転。高橋純には3勝目が舞い込んだ。「しっかり三振で抑えるとチームにも勢いが付きますし、そういう意味ではあそこの三振というのは非常に大きかった」。工藤監督も勝敗を分けたターニングポイントを絶賛。ピッチングで流れを変えられる才能が、2人にはある。 (鎌田真一郎)

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