ソフトバンクきょうにもM24 アクシデント動じず2位西武と6差

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク2-1西武(19日・ヤフオクドーム)

 工藤ホークス自慢のリリーフ陣が安心安全の無失点リレーだ。3回1失点の松本裕樹投手(23)が腰痛を訴えて緊急降板。救援の4投手で犠飛と相手の暴投で挙げた2点を最少得点差で逃げ切った。

 今季最終戦だった「鷹の祭典」は5勝4敗で勝ち越し。2位の西武に直接対決3連戦で勝ち越して6ゲーム差にした。20日に西武が日本ハムに引き分けるか、敗れるかで、ホークスに優勝マジック「24」が点灯する。

■救援陣の力見せた

 点差はわずか「1」でも、圧倒的な力の差を見せつけた勝利だった。最終回。守護神の森が、5番から始まる西武打線をあっさりと三者凡退に封じた。2番手の椎野が登板した4回からの6イニングで、リリーフ4投手が許したのはわずか3安打。2位につける強力打線を、超強力な救援陣が抑え込み、ついに、きょう20日にもVマジックが点灯する。

 前日18日の試合後に敵将の辻監督が「すごいな、あの中継ぎ陣は」と嘆いたほどの自慢のリリーフ陣がいるだけに、工藤監督はアクシデントにも動じなかった。3回に打線が1点を返し同点に追いつくと、直後の4回に冷静な表情で指揮官はベンチを出た。先発の松本が3回を投げ終えたところで腰痛を訴えたため、迷わず継投を決断。普通ならバタバタしてもおかしくない状況でも、強力な救援陣がそうはさせない。

 「今日一番大きいのは、椎野君がしっかり3イニングを投げてくれたこと」と手放しで喜んだように、スクランブルで4回からマウンドに送り出した椎野が、大仕事を果たした。緊急登板ながら先頭の栗山を空振り三振に切ると、続く外崎を右飛に仕留め、最後は山川を空振り三振。直後の攻撃で味方が勝ち越しに成功すると、5回と6回も三者凡退に仕留めた。3イニングを完全投球で後続にバトンを渡すと、その後は甲斐野、モイネロ、森がきっちりとリードを守り切った。

 マジック点灯目前の2位との直接対決3連戦で、リリーフ力の差を見せつけた。初戦こそエース千賀のまさかの9失点で星を落としたが、18日の2戦目は1点ビハインドの6回から甲斐野、高橋純が6者連続三振と好投し、逆転勝ちに成功。その姿に「(2人が)いい投球をして、自分も投げたいと思っていた」と鼻息を荒くした椎野が、3戦目はヒーローとなった。

 ルーキーや昨季までほぼ1軍経験のなかった若手投手らが連日の好救援で連勝をもたらし、早ければ今日にも優勝マジック「24」が点灯する。「まあ、はい。それはみなさんで楽しんでいただいて。僕らは一つずつ、目の前の試合を戦っていきます」。工藤監督の目には、もう自信しかない。 (倉成孝史)

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