「涙もろくなった」柳田がリハビリ中にはまった人気ドラマ

西日本スポーツ

1回、先制2ランを放った内川を笑顔で迎える柳田 拡大

1回、先制2ランを放った内川を笑顔で迎える柳田

 ◆ソフトバンク4-14オリックス(21日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(30)が約4カ月半ぶりに戻ってきた。4月に左膝裏の肉離れで離脱して以来の復帰戦。プロ初の2番で起用され、初回に左前打を放った。長引いたリハビリ生活の支えとなったのは、あるテレビドラマの主人公だった。

 画面の向こうで苦しむ姿に、自身の現状を重ねたのだろう。「けが、一緒だったんすよ」。2年前に人気を博したテレビドラマ「陸王」。ファームの施設がある福岡県筑後市までの約1時間の「通勤時間」で食い入るように見ていた。竹内涼真が演じる長距離ランナーは、脚の負傷で走れなくなってしまう。

 患部は同じ左脚でほぼ同じ箇所。ドラマ内の主人公は懸命なリハビリを重ね、周囲の手厚いサポートもあって見事に復活を遂げる。ところが、自身は一進一退の状況。焦る気持ちからオーバーペースになったことも一度や二度ではない。その都度、周囲から止められた。思うようにいかない現実。ジレンマに陥った。

 今月8日、2軍で実戦復帰。試合後に涙をこらえきれなかった。「ドラマを見過ぎて涙もろくなったんすよ」。そう照れくさそうに笑ったが「家族、コーチ、スタッフさん。多くの人に支えられてきた」と続けた。気持ちを奮い立たせてもらった画面の向こうのランナーと同じく、周囲に支えられて迎えた復活の日。その思いに報いるためにも、歓喜のエンディングまでチームをけん引していくつもりだ。(山田孝人)

PR

PR

注目のテーマ