ソフトバンクまさかの投壊14失点 工藤監督「申し訳ない」

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4―14オリックス(21日・ヤフオクドーム)

 試合前から柳田の復帰に大きく沸いた観客席から、最後はため息が漏れた。2点リードの6回から、スコアボードに刻まれたオリックスの得点は「3→4→4→1」。後半4イニングだけで大量12失点し、逆転負けだ。1試合14失点は2017年9月以来で10点差負けも今季ワースト。最下位オリックス相手に大敗しては、優勝マジックもともらない。

 自慢の中継ぎ陣が、好調猛牛打線の餌食になった。2点リードの6回。先発の高橋礼が無死から連打と犠打で1死二、三塁のピンチを招くと、工藤監督は迷わずベンチを出た。「決断して僕が送り出したので。たくさんのファンの方が見に来てくれた中、こういう形になって負けてしまったのは申し訳ないと思います」。指揮官がそう悔しさをにじませたように、結果的にこの回の継投の判断が裏目に出てしまった。

 2番手としてマウンドに送り出した嘉弥真が代打の中川を1球で遊飛に打ち取ると、再び指揮官は迷いなくベンチを出た。なおも2死二、三塁の場面で、3番手の松田遼へとスイッチ。だがその松田遼が、安達に初球の甘いストレートを左中間へ二塁打とされ同点に追いつかれると、続く9番若月にも右前適時打を浴び一気に勝ち越しを許した。

 悪い流れを、売り出し中の右腕も止められない。1点ビハインドの7回には高橋純が登板。18日の西武戦では同じく1点ビハインドの7回に3者連続三振を奪い、直後の味方の逆転を呼び込んだ。試合前まで33試合に登板し防御率1・40。抜群の安定感を誇っていた右腕だったが、途中出場の小田に3ランを浴びるなど、3安打1四球で今季ワーストの4失点。8回には奥村もモヤに2ランを食らうなど4点を失った。

 マジック点灯の可能性もあった試合だったが、計17被安打とまさかの投壊だ。まだ2位西武とは4・5ゲーム差あるとはいえ、最下位相手に取りこぼしを続けていてはその差を一気に縮められかねない。今日こそは投手陣が奮起し、柳田の復帰を1日遅れで祝う。 (倉成孝史)

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