ソフトバンク柳田137日ぶり復活弾 ファンの反応に「何事かと」

西日本スポーツ

7回1死、左越えソロを放つ柳田 拡大

7回1死、左越えソロを放つ柳田

ソロ本塁打を放った柳田(9)を迎える工藤監督 7回無死、オリックス・ロメロの中飛を捕球する柳田 ヒーローインタビューで「野球最高!」と叫ぶ柳田 マジックきょうの点灯条件

 ◆ソフトバンク5―1オリックス(22日・ヤフオクドーム)

 ギータ弾で前祝いだ!! 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(30)に豪快な復活弾が飛び出した。左膝裏の肉離れから復帰2戦目で中堅守備にも就き、7回に左翼席へ5号ソロ。負傷した4月7日のロッテ戦以来、137日ぶりの一発でファンを熱狂させた。5回には内川が逆転の2点二塁打を放ち、先発の和田も力投で今季4勝目。2位西武が敗れたため、きょう23日に優勝マジック「21」が点灯する可能性が出てきた。

■2番中堅「緊張した」

 「野球、最高~!!」。試合後のお立ち台で叫んだ通りの一撃だった。2点リードの7回1死。柳田はスタンドインを確信したように左翼席を見つめて、ゆっくりと走りだした。神戸の149キロ直球を完璧に捉えた5号ソロ。ヤフオクドームの興奮は沸点に達した。

 左膝裏の肉離れから復帰2試合、8打席目での復活アーチ。負傷した4月7日のロッテ戦以来、137日ぶりの手応えを楽しみ、満足そうにベースを一周すると、これも久しぶりの「最高っ!!」パフォーマンスを披露。本拠地のファンも「最高!!」と反応した。

 球場が一つになり「何事かと思ったけど、みんな最高なんやと」と笑った。復帰初戦だった前日21日は第1打席で左前打を放ったが、チームは大敗。「ぼろ負けやったので。チームが勝ててよかった。(復活弾は)気持ちいいっすね」と心からの笑みを浮かべた。

 復帰2試合目で「ドームなので緊張した」という中堅守備も就き、四球で出塁した5回は内川の二塁打で一塁から一気に生還。「内川さんもグラシアルも調子がいい。つなごうと。甘い球を打とうという感じだった」。2四球も選んだ“最強2番”は胸を張った。

 今夏の甲子園に母校の広島商高が出場。昨年8月に本拠地に招待した後輩が15年ぶりの夏切符をつかんだ広島大会決勝は、動画を見て応援。「自分たちの時よりも体が大きい。バントをあまりせず、がんがん打つ野球で強くなった」と力強いプレーを誇りに感じた。

 当初の予想よりも長引いたリハビリ期間中は、白球を無心で追った高校時代を思い出した。「早く野球をやりたい。戻りたいなと。それで『頑張ろう』と思えた」。苦しみを乗り越えてのお立ち台での叫びは、後輩が思い出させてくれた大切なことでもあった。

 日本ハムに敗れた2位西武との差は5・5ゲームに拡大。きょう23日にロッテに勝って西武が楽天戦で引き分け以下、またはロッテに引き分けて西武が敗れた場合、優勝マジック「21」が点灯する。「今はいい疲れがある。そりゃ最高でしょ」。屈託なく笑ったギータが、2年ぶりのリーグ制覇のカウントダウンを加速させる。 (山田孝人)

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