ソフトバンク千賀粘投も…得意のZOZOで勝てず 後半戦2勝4敗

西日本スポーツ

8回、降板した千賀はベンチでグラウンドに背を向けてしばらく立っていた 拡大

8回、降板した千賀はベンチでグラウンドに背を向けてしばらく立っていた

8回1死二塁、ロッテ・井上(後方)に2ランを浴びる千賀 千賀の今季登板成績

 ◆ロッテ3-0ソフトバンク(23日・ZOZOマリンスタジアム)

 今季21試合目にして初めてイニング途中で降板した千賀は、ベンチに戻ると首にタオルを掛け、壁に正対してしばらく立ち尽くした。1点ビハインドの8回1死二塁、外角低めカットボールに井上のバットが伸びた。打球は一気に沸き立つロッテファンで埋まる右翼ポール際に消えた。息詰まる試合の終盤。あまりにも重すぎる2ランだった。

 「先頭をあれだけ出してしまったら…。先制点も取られたし、いい流れではなかった」

 この回の角中を含め、6回からは3イニング続けて先頭打者に四球を与えていた。傷口を必死で広げないようにしながら、力尽きたようにとどめを刺されてしまった。ZOZOマリンスタジアムでは2016年以降、先発8試合で6勝無敗と負けなしだったが、7回1/3を被安打6、与四死球6の3失点で相性が崩壊。リーグ最速で2年ぶりの規定投球回に達したものの、6敗目を喫した。

 今季3度目の中5日で臨んだマウンドを、鬱憤(うっぷん)を晴らす場にしなければならなかった。前回17日の西武戦は屈辱にまみれた。2回に栗山の3ランを含め6安打を集中される打者12人の猛攻を受け、1イニング自己ワーストの9点を失った。「とにかく勝てる投球をしないといけない」。そんな責任感とともに、チームが苦戦している敵地千葉に乗り込んだ。

 初回、先頭荻野への初球がこの日最速の158キロ。気合の1球で二ゴロに仕留め、鈴木、マーティンから連続三振を奪い三者凡退で立ち上がった。ただ、前回登板と同じ2回に、先頭角中から3連打を浴び無死満塁のピンチを招くと、レアードに犠飛を打たれ先制を許した。それでも、続く田村をカットボールで遊ゴロ併殺に打ち取り、最少失点で切り抜けた。

 「初回は全力で入って、2回から何とか(試合を)つくっていこうと思っていた。悪いなりにはなんとかしたけど、それでは駄目。これをきっかけに浮上したい」。チームトップの11勝を挙げながら、球宴後は6試合で2勝4敗。苦しむエースは優勝争いが大詰めを迎える最終盤での奮起を強く誓った。 (鎌田真一郎)

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