ソフトバンク遠のくM点灯、最短28日に ミランダ2回途中KO…2軍降格

西日本スポーツ

1回2死一、三塁、ロッテ・中村奨の投ゴロを一塁に悪送球、勝ち越しを許したミランダ(右) 拡大

1回2死一、三塁、ロッテ・中村奨の投ゴロを一塁に悪送球、勝ち越しを許したミランダ(右)

ロッテに連敗し、さえない表情の工藤監督(左) 足取り重く引き揚げるソフトバンクナイン ソフトバンクM点灯王手後の足取り 今季ゾゾでの成績

 ◆ロッテ9-5ソフトバンク(24日・ZOZOマリンスタジアム)

 マジックどころか2位の足音が近づいてきた。ソフトバンクが2回までに9点を奪われ、既に今季の負け越しが決まっているロッテに連敗。ZOZOマリンスタジアムでは2勝9敗と鬼門を克服できないまま25日の今季最終戦に臨む。点灯目前だったマジックは王手をかけて5日たってもつかず、最短はさらに延びて28日。西武が勝ったため2位とのゲーム差は8日以来の3・5となった。

■森ヘッド怒

 打線は相手の倍となる16安打を放った。中継ぎ陣は3回以降、相手に点を与えなかった。それでも、勝てない。工藤ホークスがまたしても天敵に屈した。これでZOZOマリンスタジアムでは今季2勝9敗。敗戦後、その「鬼門」の三塁側監督室には、ミランダが呼ばれた。

 そこで2軍降格を告げられた助っ人左腕は「先発としての役割を全く果たせなかった。チームに申し訳ない」と、うなだれた。ミランダがこの日の「敗因」だった。初回に、打線が中軸の3連打で1点を先制。前日23日の敗戦で、対ロッテ6年ぶりのシーズン負け越しが決まった中、「今日こそは」の思いはベンチも左翼席に陣取るタカ党も同じだったが、その期待は左腕の乱調ですぐさま、そして大きく裏切られた。

 直後の守りだ。ミランダが、先頭の荻野にいきなり同点ソロを被弾。続く鈴木には初球を右中間へ二塁打とされた。1死こそ奪ったが、4番井上にストレートの与四球。その後2死一、三塁から中村奨の投ゴロを処理した際に一塁へ悪送球し、自らのミスで2点目を失った。この失策に「あんな投内連係もできない投手はもう一回、2軍でやってもらう」と森ヘッドコーチはおかんむり。なおも2死二、三塁からはレアードに甘く入った直球をフェンス直撃の2点打とされ一挙4点を失った。

 初回の大量失点を引きずったままの助っ人左腕は、2回も立ち直れない。無死から2四球と安打で満塁とされマーティンに中犠飛を許すと、ここでノックアウト。2回途中からの登板となった2番手の椎野も勢いを止められず、結局この回も5失点となった。2回までに大量9失点。3回には柳田が復帰後2本目のアーチ6号ソロ、中村晃が1号2ランを放つなど、打線は意地を見せたが、追いつくことはできなかった。

 苦手のロッテとの今季対戦成績は6勝14敗とさらに借金が膨らんだばかりか、サヨナラ勝ちした2位西武には3・5ゲーム差に詰められた。「バッターにはヒットも出てますので。明日は今シーズンここで最後のゲームなので、ファンのみなさんにホークスの雄姿をしっかりお見せできるように頑張ります」。強烈な苦手意識がそうさせるのか、敗戦後に示した工藤監督の意気込みは、普段のそれより強さがなかった。 (倉成孝史)

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