ソフトバンク柳田全開弾 復帰後初マルチ、初回には先制打

西日本スポーツ

 ◆ロッテ9-5ソフトバンク(24日・ZOZOマリンスタジアム)

 この男に“アレルギー”は関係ない。序盤にして8点を追うことになった3回、1死から柳田はルーキー左腕中村稔の内角高めの抜けたフォークに反応した。開幕直後に左膝裏を痛め、戦線離脱した大砲にとっては「ホームランラグーン」が設置されたZOZOマリンスタジアムは今カードが初めて。「詰まりました」と振り返りながら、その恩恵にあずかることなく、飛距離十分の6号ソロを右翼席に放り込んだ。

 さすがに大差での一発に、恒例パフォーマンスの「最高っ」も控えめ。「そこまでは、良かったんですけどね」。復帰後4戦2発、シーズンを通しても出場13試合で6本塁打とその数字は驚異的だが、チームが敗れては表情が晴れないのは致し方ない。

 復帰4戦目にして、ついにクリーンアップに名を連ねた。21日オリックス戦ではプロ初となる2番に座った。22日の同カードからは守備にも就きながら、毎試合安打をマーク。上向く状態を工藤監督は見逃さなかった。「だいぶ打てるようになってきたので、落ち着いたところでと思って」。攻撃的2番から、5番中堅で起用した。

 役者はいきなり期待に応える。初回の2死から内川、グラシアルの連打で一、二塁の好機で打順が巡る。二木の142キロを引きつけてから一気に振り切り、中前先制タイムリーにした。

 アーチを含め復帰後初のマルチ安打と気を吐く背番号9の姿に、敵地まで駆けつけた王会長は「いい感じ。少しずつ勘も戻っている。いると、いないのでは全然違う」とあらためて存在感の大きさを口にした。

 ただ、チームは深刻なカモメアレルギーを露呈し連夜の敗戦。「負けてしまったので…。もっと貢献したい」。野球に飢える大砲は、勝利に導く一打を求めている。 (鎌田真一郎)

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