ロンドン大会の金で一躍脚光 ゴールボール女子、王座奪回へ

西日本スポーツ

 東京パラリンピックの開幕まで25日であと1年となった。前回2016年リオデジャネイロ大会で金メダルゼロに終わった日本勢は母国開催の大会での活躍を誓っている。12年ロンドン大会の金メダルで一躍脚光を浴び、リオで5位に終わったゴールボール女子代表は、激しい代表争いの最中。福岡市の障害者スポーツ選手雇用センター「シーズアスリート」に所属し、過去のパラリンピックで日本を引っ張ってきた小宮正江(44)=同市出身、浦田理恵(42)=熊本県南関町出身=も東京の大舞台を目指して奮闘している。

■王座奪回へ自信

 ロンドンパラリンピックで日本女子初の金メダルを獲得したゴールボール女子日本代表は、2大会ぶり2度目の頂点を目指す。開催国枠での出場は既に決定。小宮は「日本チームが金メダルを取って、みんな笑顔でいるイメージをしている」と1年後の東京大会に向け、王座奪回への自信をのぞかせた。

 女子日本代表は初出場した2004年アテネ大会で銅メダルを獲得。ロンドンを制し、リオデジャネイロで5位に終わった。今年2月の国際大会「ジャパンパラ」ではリオ大会金メダルのトルコに決勝で敗れたものの、準優勝。東京大会に向けて手応えをつかんでいる。

 アテネから4大会連続で出場した小宮は、ここ数年、各国が急激に力をつけていることを感じている。攻撃の精度の向上を課題に挙げ「どれだけ自分自身の限界にチャレンジできるか」とゴールボール歴19年目の今も目標を追い続ける。

 守備の中心を担ってきた浦田は「東京で金メダルを取るためには、若手の強化が絶対条件」とみる。「長くやっている選手だけで世界の舞台で勝つのは厳しい」。代表選考真っただ中の今でも、08年北京以降の3大会に出場して得た経験や技術を、若手に惜しみなく伝える。

 期待通りに後輩たちは急成長。「怖さを感じた時期はあった」と言う浦田は、今年9月のジャパンパラ(千葉)、12月のアジアパシフィック大会(同)の代表から漏れた。東京パラリンピックの代表メンバー確定は来年4月。浦田は「自分がコートに立てなかったらやめるということはない」と代表入りを諦めていない。7月の時点で日本の世界ランキングは4位。開会式翌日に当たる20年8月26日の競技初日に向け、一日一日、全力を尽くしていく。 (広田亜貴子)

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