ソフト内藤、堅守好打みのりの秋へ 五輪前最後の大舞台

西日本スポーツ

 ソフトボールのジャパンカップ国際女子大会が30日に群馬県高崎市の宇津木スタジアムで開幕する。日本、米国、台湾、チェコが参加。決勝は9月1日に行われる。来夏の東京五輪で金メダル獲得を目指す日本は順当なら宿敵の米国と1次リーグ、決勝の2試合を戦う。下顎(かがく)骨骨折から代表に合流し、登録メンバーに入ったエース上野由岐子(ビックカメラ高崎)=福岡市出身=の復帰登板が注目される中、代表争いに身を置く九州ゆかりの内藤実穂(ビックカメラ高崎)=佐賀女子高出身=、岡村奈々(日立)=福岡・小倉商高出身=、川畑瞳(デンソー)=鹿児島・神村学園高出身=も五輪前最後の大舞台でアピールを誓う。(西口憲一)

 実穂と書いて「みのり」と読む。「ほとんどの人が『みほ』と言います」。内藤が人懐っこい笑みを浮かべた。「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」のことわざが名前の由来。生まれる前年の1993年が冷夏で米が不作となり、いわゆる「平成の米騒動」が起きた。「お米の大切さを忘れない謙虚な人に」。親の願いを胸に刻む。

 宇津木麗華監督から「天下一品」と評されるバントや小技のうまさには定評がある。2番一塁で先発出場した6月の日米対抗第2戦ではアボットから1四球、オスターマンから2四球を選ぶなど選球眼もある。5月に右膝を痛めた影響で別メニューが続いた代表合宿でも黙々と体幹の強化に励んだ。「軸が安定したおかげで打球が強くなった」。逆境をプラスに変える心の強さも併せ持つ。

 ジャパンカップの登録メンバーは20人。東京五輪は15人に絞られる。洲鎌夏子(豊田自動織機)と争う一塁の座。「米国との試合は常に僅差の試合になる。打撃ではつなぐ意識を忘れず、守りでは確実にアウトを積み重ねていくこと」。愛されキャラの25歳は、堅守好打で実りの秋にする。

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