西武逆転Vいける おかわりで2.5差 辻監督「サンペイに尽きる」

西日本スポーツ

 ◆日本ハム8-10西武(28日・釧路)

 幕切れは8回表に突然訪れた。先頭の森に18号ソロが飛び出すと、審判団が集まって協議を開始。マイクを握った森球審が、プロ野球では実に20年ぶりとなる「日没コールド」を宣告した。次打者だった中村は「『多分終わるな』と思って、気持ちを切っていた」と肩をすくめてみせた。

 5打席目が目前で消えたヒーローは、代名詞の「おかわり弾」と幸運な一打で勝負を決めた。初回に村田から左翼席へ先制の24号2ランを放ち、同点の4回には一時勝ち越しとなる中越えの25号3ラン。「いいバッティングができたと思う」と納得の表情だ。

 1試合2本塁打は今季3度目で通算41度目。中盤に逆転されたが、1点を追う6回2死一、二塁で「何とかバットに当てようと思った」という痛烈な打球が投手の生田目を直撃し、処理した三塁の近藤が一塁に悪送球(記録は投手強襲安打と近藤の失策)。これで2者が生還した。

 この一打に打点はつかなかったが、今季最多タイの1試合5打点で99打点。4年ぶりのシーズン100打点を目前とした。辻監督は「サンペイ(中村)に尽きる。(4回の)3ランもそうだけど、(6回の)ヒットからの2点。あれも大きかった」と目を細めた。

 打撃不振に陥っている山川に代わり、11日のロッテ戦で今季初めて4番に入った。中村が4番を務めた15試合で、首位ソフトバンクを追うチームは11勝4敗と快進撃。自身も打率3割5分7厘(56打数20安打)、5本塁打、18打点と圧倒的な存在感を見せている。

 2連勝で今季最多の貯金8。2試合連続で雨天中止だったソフトバンクとの差を、交流戦終了時以来の2・5ゲームに縮めた。29日に帯広で日本ハムに勝つか引き分ければ、30日からのソフトバンク3連戦は、本拠地メットライフドームでの首位攻防戦となる。

 2010年には最終盤にソフトバンクに大逆転Vを許した。悔しい過去を知る中村は「明日(日本ハムに)3連勝できるように頑張りたい」と力を込めた。両軍計25安打の打撃戦を制した辻監督は「勝てたことが一番。(ソフトバンクは高橋)礼が来るのかな」。今季4敗を喫している苦手のサブマリン対策にまで思いを巡らせた。 (小畑大悟)

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