ソフトバンク甲斐野、球団新記録まであと3登板

西日本スポーツ

 新人王争いもラストスパート!! 福岡ソフトバンクのドラフト1位ルーキー甲斐野央投手(22)が28日、大卒入団の新人投手としては球団新記録となる56試合登板に向けて意気込んだ。現在チームトップの53試合に登板する右腕は、1970年に佐藤道郎がマークした55試合登板の球団記録更新間近だ。新人王争いは10勝を挙げているチームメートの高橋礼と一騎打ちの様相なだけに、“戴冠”へさらに腕を振る。

 雨天中止が決まった後にチーム練習が行われた立命大野球部の練習場(京都市)で、甲斐野の勢いあるボールが小雨を切り裂いた。「バッター山川さんで」。キャッチボールの最後には、30日から始まる3連戦の相手、2位西武の主砲を意識して力強いボールで締めた。「2・5ゲーム差になったんですか? 自然と気合が入りますね」と早くも腕を鳴らした。

 開幕1軍入りし、一度も出場選手登録を抹消されることなくチームトップの53試合に登板している右腕が球団史に名を刻もうとしている。大卒の新人投手による球団最多登板数は1970年に佐藤道郎が記録した55試合。シーズンは残り24試合となり、更新は間違いない状況だが、「シーズン前には50試合以上登板するとはまったく想像できなかった。マウンドに上がったらゼロに抑えて帰ってくることだけを考えているし、これからも変わらない」と冷静さを崩さない。

 記録を達成した先には新人王も見えてくる。10勝を挙げている同僚の高橋礼が現状では最右翼とみられ、甲斐野自身も「まったく意識はしていない。(高橋)礼さんでしょ。そんなに貪欲なタイプじゃないんで」と笑い飛ばす。それでも、勝ちパターンの一角である甲斐野の登板数が増えることが、チームの勝ち星増に比例することは明らかだ。

■残り24戦投げまくる

 甲斐野の視線は目の前の西武戦に定まっている。「去年のクライマックスシリーズもテレビで見ていたし、強打の印象は実際に対戦しても変わらない。一発に気を付けないと」と、対戦防御率が4・22とやや苦手とする獅子打線を警戒する。この日の練習を見守った森ヘッドコーチは「新人としてはいい数字を残してくれているし、十分な戦力。あと24試合もフル回転でいってくれれば」と期待をかける。逆転新人王に向け、豪腕がさらに出力を上げる。 (長浜幸治)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ