エース上野が爆笑会見 ソフト愛公言の渋野に「親近感湧く」

西日本スポーツ

自身の復帰戦となる30日からのジャパンカップを前に笑顔で報道陣の質問に答えるソフトボール女子日本代表のエース上野 拡大

自身の復帰戦となる30日からのジャパンカップを前に笑顔で報道陣の質問に答えるソフトボール女子日本代表のエース上野

 ソフトボール界にとどまらず、日本の女子アスリートの「顔」が久しぶりに元気な姿を公の場で披露した。ソフトボールのジャパンカップ国際女子大会は群馬県高崎市の宇津木スタジアムで30日に開幕。29日は来夏の東京五輪で金メダル獲得を目指す日本や、ライバルの米国、台湾、チェコの出場4チームが公式練習を実施した。

 4月27日の日本リーグの試合で下顎(かがく)骨を骨折し、大会直前の強化合宿から代表に復帰したエース上野由岐子(ビックカメラ高崎)は復帰登板となる30日のチェコ戦を前に、離脱中最も大変だったことを笑顔で明かした。

 顎骨折、緊急手術、全治3カ月…。各メディアの紙面で踊った見出しが事態の深刻度を物語った。痛烈なピッチャーライナーを受けた直後、倒れた上野はしばらく起き上がれなかった。「脳振とうの方がひどくて…。脳振とうさえおさまれば、もう少し投げられたと思うけれど、完全に下顎がずれている感じもあった」。骨折箇所は計2カ所。5月下旬に退院するまで、約1カ月の入院生活で特に苦労したのは食事面だった。

 「もう大変でした、流動食で。今はだいぶ戻ってきましたが、体重も5キロぐらい落ちました。口が開けられなかったので、食べたいという意欲が湧きませんでした。流動食は鼻からです。口から入っていないけれど、げっぷしたらバニラの味がした(本人も報道陣も爆笑)。看護婦さんに違う味はないんですか、と話し掛けましたから」。

 その後、流動食から口に入れる食事に“改善”されたと思いきや、上野は「最初はおかゆにすらならない、どろどろした感じ。それからやっとおかゆっぽく、五分がゆとかになりましたね」と苦笑しながら説明。そもそも退院時期の目安が「おかゆ」だったそうで「なかなか退院させてもらえなかったんです(笑)」と当時を振り返った。

 リハビリを開始し、投げることに関しては「意外に(フォームを含めて)忘れていないな」とすぐに感覚を取り戻せたが、食生活はなかなか“全快”とならなかった。「(大好物の)肉とか、なかなかかめなくて…。それこそ赤ちゃんにあげるようなご飯を食べていました。肉もはさみですごく細かく切ったものを食べていました」。

 上野の言葉を借りれば、当初ミニトマトさえ入らないぐらい、口が開かなかったそうだ。ただ、そんな日々をストレスのままで終わらせず、上野流でいつしか楽しみに変えていた。「ミニトマトが口に入ったときの記念日とか、バナナをかぶりつけるようになったときの記念日とか…写メに残しています(またまた爆笑)。お肉の記念日ですか? 結構最近、7月に入ってからです」

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