ソフトバンク工藤監督「この三つで終わりではない」

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が29日、2位西武との首位攻防3連戦を前に「泰然自若」の姿勢を強調した。前カードのオリックス戦が2試合連続で雨天中止。日本ハムに3連勝した昨季のリーグ王者との差は2ゲームにまで縮まったが、改めて「2勝1敗」のカード勝ち越しの重要性を強調。2年ぶりのリーグ優勝の鍵を握る敵地メットライフドームの決戦でも冷静にタクトを振る。

 今年新設されたライオンズトレーニングセンターで行われた先発投手中心の練習中に、西武が帯広で日本ハムに勝利した。2ゲーム差に迫ってきた昨季のリーグ王者との首位攻防3連戦。工藤監督は「自然と、みんなの力は入ると思う。僕自身も気合は入ります」と静かに闘志を燃やした。

 昨季、同じ所沢で味わった悔しさも忘れてはいない。V逸した昨年は9月15~17日の3連戦で3連敗を喫した。「昨年はあたって砕けてしまったのでね。今年はそういうことがないように。しっかりと戦っていくよ」と気を引き締めた。

 それでも就任時から何度も口にしてきた「基本方針」は不動だ。獅子を一気に谷底に突き落としたいところだが「基本は2勝1敗。それは変わらない。最後の最後まで自分たちの中でなくしてはいけないもの」とこれまで通りの姿勢を強調した。

 背景には混戦極まる今季のパ・リーグの情勢がある。優勝争いはもちろん、クライマックスシリーズ(CS)進出圏内の3位以内の争いも熾烈(しれつ)さが増している。全チームが上位への可能性を残す状況だけに、この3連戦だけで一気に流れが傾くとは思っていない。だからこそ「この三つで終わりではない。トータルで最後の最後まで気の抜けない試合が続く。その中で苦しさを耐えて勝っていったチームが優勝する」と視線はまだ先を見据えている。

 千葉でロッテに3連敗を喫した後、京都でのオリックス戦は2試合が雨天中止に。まずは5日ぶりの一戦で連敗を止め、Vへの道を一歩一歩、踏み固めていく。 (山田孝人)

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