ソフトバンク千賀、西武と2差「意識しないはずがない」

西日本スポーツ

 獅子にリベンジでマジックにリーチ! 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が29日、西武との首位攻防3連戦初戦(30日・メットライフドーム)で雪辱を果たすことを誓った。前回対戦した17日のヤフオクドームでは自己ワーストの9失点。敵地所沢では昨季3戦3敗と苦しんだ。3連勝中のレオに2ゲーム差に迫られて迎える大一番。勝てば31日にも優勝マジック点灯となる一戦で、エースの真価が問われる。

■自身の連敗止める

 大一番を前にホークス投手陣が訪れたのは、7月から稼働した新室内練習場「ライオンズトレーニングセンター」。筑後のファーム施設に匹敵するライバルの新たな虎の穴で、千賀は黙々とダッシュやキャッチボールで汗を流した。2ゲーム差で迎える2位西武との直接対決。残り24試合。確実に“ゴール”が近づく中での大一番に、自然と湧き上がるものがある。

 「(ゲーム)差も近いし、8月の終わりに西武と戦うのに意識しないはずがない。そういう位置付けでマウンドに立ちたい」

 10日前には6ゲーム差がありながら、瞬く間に1カードで順位が入れ替わる可能性をはらむ状況に詰められた。3連勝のライバルに対し、チームは3連敗中。それが自身の黒星から始まったとなれば、責任感はなおさらだ。

 さらに西武には借りを返さなければならない理由がある。前回対戦の17日。2回に栗山に3ランを浴びるなど自己ワーストの9点を失い、3回で降板した。昨季は3・5ゲーム差を追う状況で迎えた9月15日の3連戦初戦でも5回途中7失点で黒星を喫するなど、メットライフドームでは3戦3敗と苦しめられた。今年4月20日にプロ12戦目(先発7試合目)で鬼門での初白星を挙げたが、大一番で改めて真価を問われる。

■倉野C「力を示せ」

 「チームが勝てていないし、僕のカードで2週続けて負けている。カードの頭(初戦)で勝てば勢いがつくと思うので頑張りたい」

 自身の先発した試合で連敗したのは今季2度目。1度目は球宴明け初登板の7月19日楽天戦(楽天生命パーク宮城)からの連敗だったが、8月2日の日本ハム戦(札幌ドーム)では今季チーム初完投勝利を完封で飾り、最高の形で負の連鎖を断ち切った。

 千賀の心身両面での成長を評価する倉野投手コーチは「今シーズンで一番大事な試合になることは確か。もう今はトーナメントと同じ。ベストボールを投げて、彼の力を示してほしい」と勝てばマジック点灯にリーチをかけられる一戦に送り出す。2試合連続雨天中止でチームに4日の“休養”がもたらされ、フル回転する救援陣もリフレッシュ。総力戦モードに入る中で、エースが眼下のライバルの前に立ちはだかる。 (鎌田真一郎)

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