金崎2発、J1鳥栖逆転

西日本スポーツ

後半、勝ち越しのゴールを決め駆けだす鳥栖の金崎 拡大

後半、勝ち越しのゴールを決め駆けだす鳥栖の金崎

試合前に鳥栖の選手が先日の大雨災害の義援金募金を呼びかけ、大勢のサポーターが列をつくった

 ◆明治安田生命J1第25節 鳥栖2-1仙台(31日・駅前不動産スタジアム)

 サガン鳥栖が前半に先制されながらも、後半に金崎夢生(30)の2ゴールで逆転勝ちした。3位の横浜MはG大阪に3-1で快勝して勝ち点を45に伸ばした。広島は2-0で磐田を下し、11戦負けなしで同43。札幌は神戸に3-2、松本-大分は0-0で引き分けた。清水-鹿島など3試合は9月1日に行われる。

■J1残留へ勢い

 「サイコー!」。ヒーローインタビューでの金崎の第一声に、駅スタの熱狂は最高潮に達した。昨季途中に鹿島から移籍後、リーグ戦初の複数ゴール。J1残留へ、金明輝監督が「ここが勝負」とみていた順位の近い仙台、G大阪との2連戦の初戦を逆転で制した。

 1点を追う後半32分、金崎は自らが倒されて得たPKを「自分が蹴ることに迷いはなかった」と右足で同点ゴールとした。6分後、金井のパスに頭で合わせて勝ち越し。「チーム全体で押し込んだゴール」と語り「勝てたのが一番」と声を弾ませた。金監督は「以前より金崎にしっかりボールが入るようになった。彼の良さが出ている」と評した。

 元スペイン代表FWフェルナンドトーレス氏の引退試合だった前節の神戸戦で鳥栖は今季ワーストの6失点で大敗した。同氏引退後の初戦。金崎は「トーレスが抜けて一人一人が何とかしないといけないと思っている。それがいい方向に出たのでは」という。そして佐賀県は前節の後、大雨で大きな被害を受けた。金監督は「被災者の皆さんに少しでも勇気を送る試合をしたかった」と感慨を漏らした。

 次は敵地でG大阪戦。「今日よりもっと重要な試合になる」。金崎は気を引き締め直した。 (林 原弘)

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■選手が募金活動 九州北部大雨支援

 鳥栖は仙台戦の試合前に駅前不動産スタジアムで、九州北部の大雨による被災地を支援するために募金活動を行った。

 選手、スタッフに被害はなく、練習にも支障はなかったが、本拠を置く佐賀県では死者が出るなど大きな被害が出ている。募金活動には仙台戦でベンチ外の選手たちも参加。同県上峰町出身のMF樋口は「自分や周りは大丈夫だったが、佐賀駅が浸水した映像には驚いた。チームが成り立っているのはサポーターのおかげ。恩返しをしたい」と誓った。寄付金は佐賀県共同募金会を通じて被災地支援に充てられる。

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