救援陣支える陰の立役者/プロ野球番記者コラム

西日本スポーツ

 ここまでもつれるシーズンになろうとは。ホークスは西武と最大8.5あったゲーム差を詰められたかと思えば、オリックスは最大9.5ゲームあった日本ハムを逆転し最下位を脱出。その日本ハムにホークスは1カ月前に0.5ゲームまで迫られていたのだから、まれに見る「混パ」だ。

 激しさを増す優勝争いに「初めてです」と言うのは松田遼。昨季途中に阪神から加入した右腕にとっては初体験という。

 今季はシーズン前に掲げていた「40試合登板」の目標をすでにクリア。入れ替えが激しかった救援陣にあって、開幕1軍メンバーで一度も戦列を離れていないのはルーキー甲斐野と松田遼の2人だけ。点差にかかわらず、イニングをまたいでの投球もいとわない右腕に、高村投手コーチは「松田がいなかったら、今の位置にいない」と語る。

 シーズンも残すところ1カ月。「やることは、いつも変わりません」。初めての美酒に向け、黙々と右腕を振り続ける。 (鎌田真一郎)

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