流れ渡さなかった松田宣の一発/藤原満氏の目

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク5-1楽天(4日・ヤフオクドーム)

 則本昂が相手では、ホークス打線といえども連打は望みにくい。岸と対戦した前日3日もそうだったが、好投手の失投を見逃さずに一発攻勢で効率よく点を取った。特に大きかったのは4回の松田宣の本塁打だ。

 初回に28球も要した先発のミランダは2回に1点を返され、4回も1死二、三塁のピンチを招いた。工藤監督も続投させるか悩んでいたと思う。直後の攻撃もグラシアル、内川が簡単に倒れて2死。流れが楽天に傾きかけたところで、松田宣がカウントを取りにきた初球のスライダーを捉えた。持ち味である積極性のいい面が出た一打だった。

 松田宣の援護もあり、続投となったミランダは5回を三者凡退。続く6回も結果的に3人で片付けた。中継ぎ投手を余計に使わずに済んだことは、今後の戦いを考えても大きかった。

 松田宣は8月に月間打率1割台と苦しんだ。開幕から出ずっぱりで疲労が蓄積していたのだろう。それが9月に入って既に2本塁打。立て続けにアーチが出たことで、調子は確実に上向くはずだ。柳田やデスパイネが戻り、7番に松田宣が置けることで打線の厚みが増している。 (西日本スポーツ評論家)

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