ソフトバンク・ミランダ「苦しかった」怪投で来日最多7勝

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク5-1楽天(4日・ヤフオクドーム)

 シーズン最終盤の正念場で、先発の役割を何とか果たした。粘りの投球で6回を4安打1失点。今季7勝目を手にしたミランダの表情は、喜びよりも安心感が勝っていた。「きょうはチームが勝ったことが一番」。激しい優勝争いの中、紛れもない本音だった。

 前回登板した8月24日のロッテ戦で2回途中7失点と大炎上。翌25日に出場選手登録を外れた左腕にとって、今回は中10日の1軍マウンドだった。「立ち上がりはボールをコントロールできず、非常に苦しかった」。最も苦しんだのは28球も要した初回だった。

 先頭の茂木を直球で詰まらせながら左前打にされると、島内はストレートの四球。浅村をフルカウントから内角の148キロ直球で空振り三振に仕留め、少し落ち着いた。ブラッシュの二飛後に銀次の四球で塁を埋めたが、下水流を二飛。無失点で切り抜けた。

■最速149キロ直球に威力

 いつものガッツポーズは繰り出さずにベンチに戻った左腕を、中村晃とデスパイネがアーチ攻勢で早々と援護射撃。「みんなが点を取ってくれて気持ちが楽になり、2回以降は自分の投球ができた」。4回1死二、三塁も無失点で脱し、103球で6回まで粘った。

 捕手の高谷が「尻上がりに良くなった」という最速149キロの直球は球威があった。5回を終えて継投策も検討されたが、首脳陣は続投を選択。工藤監督は「ブルペンで今年一番ぐらい調子が良かったと聞いた。慣れれば力を発揮してくれると思った」と説明した。

 ミランダも期待に応えた。失点は2回に辰己に浴びたソロの1点だけ。シーズン途中に加入し、8月以降に6勝を挙げた来日1年目の昨季の勝利数も上回った。抹消期間中は8月30日のウエスタン・阪神戦で調整登板しただけで、再び1軍に呼び戻された左腕がチームを勢いづけた。 (鎌田真一郎)

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