消化試合なし過酷V戦線/プロ野球番記者コラム

西日本スポーツ

 昨季のリーグ王者西武とのマッチレースとなっている今季のパ・リーグペナント争い。昨年は追う側、今年は追われる側として、しびれる9月を迎えている工藤監督が、ふと漏らした。「両方、苦しいね」

 大混戦の今シーズン。クライマックスシリーズ(CS)に進出する可能性を全チームが残しており、激しい戦いが繰り広げられている。残り試合数を考えれば、最終戦で秋山前監督率いるソフトバンクがリーグVを決めた2014年以来、優勝チームが80勝に到達しないこともありそうだ。

 「ガツンと勝ったからといって一気に差が広がるわけではない。全てのチームが上位への可能性を残している。パは何が起こるか分からない」と指揮官は危機感を口にする。開幕から負傷者が続出した今季は、この時期にベストメンバーがそろうことを目指して我慢を重ねてきた。狙い通りに戦力を整えたチームの厳しすぎるV戦線の戦いぶりを注視していきたい。 (山田孝人)

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